罪×愛×罰

★12.もう、大丈夫。 ページ13

〈與side〉




あ「真ちゃん。



ありがとうね？」




テーブルに缶ビールを２本。





與「なんのありがとうやねん？」





ふふふ♪って笑って




あ「うちんこと守ってくれて。



知っとんたやろ？うちと隆弘が………。」






缶ビールの蓋を開けて一口。二口と飲んでいくA。





與「知っとった。せやけど…。




A守れるんはオレしかおらんやろ？



西島には守られへん。せやから……。」







オレとちゃんと付き合おう……。






あ「うちのヒーローやからね？真ちゃんは。




付き合ってたんも……。守るためやろ？



もうええょ。真ちゃん、ちゃんと好きな子探さんと!!」







與「A何を……。」






缶ビールをテーブルに置いて。





オレの唇を奪うAの目には涙が溜まっていて。






あ「最後にもう一回だけ。



うちんこと抱いて？



明日になったら、幼馴染みに戻るから。」





オレをゆっくりソファーに押し倒して。




いつも、オレがAを愛するように。





上からゆっくりキスを落としていく。






なんで…こないにこいつの気持ちが分かるんやろ？




分からんかったら…。楽やのに。






與「辛いな…。




ホンマに西島が好きやったんやな。





オレでよかったら西島やと思え。




せやけど…それも今日で最後や。」







今は言われへん。





ホンマにAが好きやなんて

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