あなたの居場所を…

☆26☆卒業 ページ27

side あなた



浦「卒業………？」




千「えっ？」



千晃も揃ったメンバー７人を初めて目の前で見て



感じて。やっぱりあたしじゃ無理なんだって確信した。




どんなに似ていても、あたしは千晃になれないし。


なれなくてもいいって思える。




だってこの素敵な仲間は千晃だからこそ得られた仲間だから





あたしも…少しだけ変われるといいな!!





あ「辞めるなんて…寂しすぎる表現でしょ？



卒業は新たな旅立ちだから…



千晃は……



千晃だけじゃなくてAAAのみなんさんにとって、新しい未来が待ってるって思えたら素敵じゃないですか？」




西「だねっ!!



千晃、卒業だな!!」




あたしは客観的にしか伝えられないけど。




末「よし!!


久しぶりにみんなで飯でも」




日「千晃の門出を祝って♪」




與「それがええな。」




騒がしくなった部屋をゆっくりと見渡して。



千晃を囲むメンバーさんを見ながら



浦「よし!!なら、オレが奢る」


宇「期待してた♪」





そっと部屋のドアを閉めた……









藤堂「話し合いが終わったみたいですね？」



あ「はぃ…。」



廊下で待っていてくれた藤堂さんと社長さん。




社長「千晃の卒業の時期は二人で話し合って３月いっぱいにする。


報告もすぐ済ませるし……



仕事も６人で回せるようにする。本当に迷惑をかけて。」




あ「いいえ。



あたしがしたくてしたことなので。」




これで良かったよね？




あたしはもうここには必要なくて…



啓太の所にもどらないと






けど……なんだろ？心がモヤモヤして辛い。

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