＊ ページ31
目「…康二くん、これあげる」
『え…これ、』
そう言って自分のカバンから取り出した箱の中を開けると香水やった
目「この前欲しいって言ってたから、俺と同じ匂いの香水なんだけど…」
『…覚えててくれたん？』
目「当たり前。渡すタイミング伺ってたんだけど、康二くんいつもラウとか他のメンバーと楽しそうにしゃべってるから邪魔しちゃだめだと思って…」
『そうやったん…めっちゃ嬉しい。毎日使わせてもらう！お花の匂いがして好きやわぁ〜』
目「…俺も好き」
『そうやんな！えへへ、蓮と同じ匂いやぁ〜』
目「ちがう、康二くんが、好き。」
『そんなん僕も――めぐきゅん…？』
いつもと違う真剣な顔のめぐきゅんに身体がこわばるのが自分でも分かる
目「康二くんの家に来れて嬉しい。同じ香水使ってもらえて嬉しい。
康二くんと触れてたら心地良いし、もっと触れたいって思う。
他の人と仲良くしてたら嫉妬でどうにかなりそう。
俺だけの、可愛い康二くんでいてほしい。俺のものになってほしい。
―――――康二くん、この感情知ってる？」
『…めぐきゅん、まって、』
目「待たない。もう随分待った。丸一年お預けくらったんだから、いいよね。てか俺がもう我慢の限界。」
窓から入る３月の朝の風がカーテンをなびかせた――
目「康二くん、出会った時から康二くんが好きだよ。」
僕の体をゆっくり引き寄せて抱きしめられた
『…めぐきゅ、』
目「違う、蓮でしょ、康二くん。
――――俺、もう我慢しない。ラウに康二くんとられたくないし。
…康二くんを愛する覚悟はできてるから。
だから、俺のものになってよ、康二くん。」
蓮の顔が近づいてきて、唇の感触が頭に伝わるまでスローモーションのように感じた
一度離れて、そしてもう一度ちゅっと音がなる、２度目のキス。
離れた連の顔はなぜか切なく笑ってて。目が離せんかった。
蓮の胸の中で思考は完全に止まっていて状況が飲み込まれへん。感情が見つからんかった。
目「…今すぐ返事、聞きたいわけじゃないから。でも考えほしい。
俺のこと。」
『…わ、かった。』
振り絞った声が小さくても届いたようで、「びっくりさせてごめんね」と耳元で呟いた蓮はゆっくり僕から離れて仕事に行く準備を始めた
そこから仕事場までの会話は、いっこも覚えてへん
ただ、いつまでもキスの感覚が離れへんかった、そんなふたりの朝。
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ゆきんこ(プロフ) - めめこじloveさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです(；；)今執筆中でめめこじ短編もやってるので良かったらそちらも見ていただけたら嬉しいです(*^_^*)素敵なコメントありがとうございます！ (2020年5月30日 16時) (
レス) id: a4db884c5e (このIDを非表示/違反報告)
めめこじlove - はじめまして。コメント失礼します。めっちゃ感動しました。違う小説も、楽しみにしてます。 (2020年5月26日 20時) (レス) id: d033e35a02 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ゆきちゃんさん» コメントありがとうございます！！拙い文章で申し訳ないんですけど少しでも喜んでいただけた方の声が聞けて幸せです…！めめこじほんまにいいですね…！かならずめめこじも書きます！！ありがとうございました(*^o^*) (2020年4月25日 22時) (レス) id: a4db884c5e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！よかったです！（；＿；）初作品で文章もお恥ずかしい限りですが、嬉しいです！！めめこじ承知しました！！番外編になるかは分かりませんが、めめこじのお話書かせていただきます！これからも宜しくお願いします！！ (2020年4月25日 21時) (レス) id: a4db884c5e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃん(プロフ) - 2人の夜を書いてくださりありがとうございます！面白かったです！やっぱりめめこじはいいですね…！またよかったらめめこじを書いてください！楽しみにしてます(^O^) (2020年4月25日 20時) (レス) id: 2e7657af2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 .
| 作成日時：2020年2月21日 13時
