すの家族

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翔「蓮、なんで泣いてるの？」


蓮「ｸﾞｽｯ…しょっ…ぴ…ｸﾞｽｯ…ごめ…さぃ…ｸﾞｽｯ…おれ……ごめっ…ｸﾞｽｯ」


翔「あぁー笑 もう、そんなに泣くなって笑 何があったの笑」


そう言って蓮に触れれば普段とは違う体温。


翔「…お前熱くね？」


蓮「…え？…ｸﾞｽｯ…ぁ…や…ちがっ…ｸﾞｽｯ…おれ…だいじょーぶ…から…。」


翔「ちょっとまってて。体温計持ってくる。」


なぜか体調が悪いことを認めない蓮が俺が部屋から出ようとすると腕を掴んできた。


翔「うわっ！！って、なに？どーした？」


蓮「やだ…ｸﾞｽｯ…ごめんなさぃ…おれ…がんばるから…おこんないで…ｸﾞｽｯ」


これで何となくわかった。


多分体調が悪くて手伝えなかったけど2人に怒られたから泣いてるんだ。


気づいてないのかあいつら。


翔「蓮、俺は怒ってないよ。でも、蓮が隠してるのは嫌だな。」


蓮「ｸﾞｽｯ…しょっぴ…ｸﾞｽｯ…おれっ…がんばったのに…ｸﾞｽｯ…なにがだめだったの…ｸﾞｽｯ…おれ…も…ｸﾞｽｯ…つらかったのに…ｸﾞｽｯ……も…つかれたよ…ｸﾞｽｯ…。」


翔「ううん。蓮はもうたくさん頑張ったよ。ごめんな、気づいてやれなくて。でも、ラウールのために頑張ってくれたんだよな。ありがとう。だから次は蓮の番。ゆっくり休んでいいんだよ。」


そう伝えたら俺に抱きついてきて、泣きじゃくったあと、疲れたのか寝てしまったから頑張ってベットに寝かせて部屋を出る。


リビングに行くと涼太が洗濯物を畳んでいて、


涼「あ、翔太。蓮熱どのくらい？」


とか聞いてくるからびっくりした。


少し感ずいていたらしい。


なら、止めろよアイツらのこと！！


2人で蓮の部屋に戻る途中照が居て蓮のことを伝えるとすごく申し訳ない顔をして謝ってきた。


翔「謝るのは俺じゃないだろ。落ち着いたらこい。」


とだけ伝えて部屋に行く。


熱を測ると"38.7"と高い数字が見えてびっくり。


こんな熱で動いてたらそうなるわ。


冷えピタ貼って、汗拭いて、片付けしてって色々してから涼太と照と兄ちゃんのところに行く。


珍しく涼太も怒っているっぽかった。


涼「兄さん、照。何考えてんの？俺家出る時蓮のこともちゃんと見てねって言ったよね？」


シュンとしてる2人。


なんか面白い笑


涼太に爆弾を落とされたから俺からは落とさないであげる。


翔「ちゃんと後で蓮に謝れよ。」

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