すの家族

rq 隣にいるよ ページ18

※このお話は設定の年齢とは異なります。
設定の3年後のお話 となります

----------------------------------------------------------
亮平side

今日は大学が早く終わって、バイトも入れてないから、いつもより早く帰れるんだ。

今は午後3時半すぎ

ラウも帰っている頃だし久しぶりに遊べるかなんて思いながらよく遊んでいた公園の前を通る。

ちらっと横目で見るとベンチで横たわっているランドセルを背負った子供が見える。

(ひなたぼっこかな、かわいいな、、)

でも、先に家に帰らないと親御さんが心配すると思って、声をかけにベンチに近づく。

どこかで見たことがあるシルエットで数歩先まで来て正体が分かった。

亮「っっ！らう？！」

俺の家族の可愛い末っ子ラウールだった。

顔色は悪いし普段、こんなとこに立ち寄ったりしないし、何かあったのだと思い慌てて近づく。

亮「らう？大丈夫？どこか痛い？」

ラ「…り…り…？ｸﾞｽｯ…りり…ｸﾞｽｯ」

俺が声をかけると安心したのか泣き始めてしまった。

ラウが落ち着くのを待って

亮「らう？どうしたの？何かあった？」

話しやすいようにゆっくり、優しく聞く。

ラ「ラウ…ね、きゅうにきもちわるくなって、トイレいこうとおもったけどいけなくて……すわってたらりりきてくれた。」

亮「気持ち悪かったんだ。怖かったね。よしよし」

ラ「……ん。…りりきたからいいの。」

亮「今は、気持ち悪いのどんな感じ？」

ラ「きもちわるいの。ずっと、ぐるぐる」

亮「そっか…出しちゃった方が楽だけど…。
ラウ、歩ける？」

ラ「…うん。あるけるよ？」

亮「家に帰ってゆっくり休もうか。」

ラ「うん…りり…ありがと…。」

ゆっくり立ち上がったラウを支えながら、ラウの荷物と自分の荷物を持って歩き始めようとした時、急にラウがいなくなった。

･→←作者から

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す