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「ふふ、康二の周りには頼れるナイトが沢山いるね。」
『え？』
「あ、ご飯冷めちゃう前に食べてよ。エビフライも自信作だから。」
話を遮るように涼太くんに勧めてられてはっと気付く。
そや、久しぶりの再会に気を取られて目の前の定食忘れてた…！
急いで二口目を食べると、やっぱり口の中で優しい旨みが広がるそれに自然と口角も上がる。
『おいひぃ〜！！』
「美味い…！」
「ふふ、喜んでくれてよかった。」
『これ涼太くんが作ったってことやんな！？美味しすぎ！お店出して正解！』
「康二は相変わらず褒め上手だね。」
『ほんまのことやもん！
あれ、でもお父さんのお店は継がんかったん？』
「あぁ、あの人もまだまだ現役だししばらくは店を譲る気ないとか言われて。
それなら自分で店出そうって決めたんだ。」
『そっかぁ…涼太くんのお父さんは和食屋さんやもんね。』
「昔さ、「ほんとは肉じゃがじゃなくてハンバーグが食べたいのに。」ってこっそり俺に言ってたよね(笑)」
「え？可愛すぎますねそのエピソード。」
それまでじっと聞いていためめが微笑みながら横からまた覗き込んできて、恥ずかしさに思わず顔を隠す。
『う、…そんな小さい頃の話めめの前で言わんといてぇ…。』
「ふふ、仲良しで何より。
で、まだ付き合ってないんだ？」
『んぐっ、！』
「告白の返事貰ってないんで、まだ俺の片思いです。」
涼太くんの質問に飲んでた水を吹き出しそうになって
めめの真っ直ぐな言葉に今度はドキリと胸が大きく鳴る。
『…こ、告白？』
「とぼけないでよ。最初に話した時に俺告ったじゃん。」
『あれってやっぱり本気やったん…？』
「嘘だと思ってるの？」
『…だ、だっていきなりやったし！』
「俺の想いは普段から伝えてるつもりなんだけど。」
『…えっと、』
――カランコロン
「いらっしゃいませ、
…あ。」
話に夢中やった僕は扉が開いた音なんて気付かんかったけど
その後の聞き覚えのある透明な声ははっきりと聞こえて。
「…康二。」
『…え、しょっぴー？』
「誰、そいつ。」
聞き馴染みのありすぎる声やから今は怒ってるってことも容易に分かってしまって。
『…しょっぴー、あの、』
「翔太、」
「え、うわっ、」
ズンズンと重い足音が近づいてきたと思えば
隣で椅子の倒れた音と壁に何かが打ち付けられた大きな音にびっくりして体がびくっと跳ねる
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雪 .(プロフ) - kosameさん» kosameさん 心温まるコメント頂きありがとうございます！優しいコメントに感謝しますTT楽しみにして頂けるだけで執筆の糧になります…2人がハピエンになることは私も願ってます！(笑)頑張りますので今後とも応援宜しくお願いします。 (2022年1月29日 23時) (
レス) id: 11c8e42471 (このIDを非表示/違反報告)
kosame(プロフ) - 初めまして！いつもお話楽しく読ませて頂いてます(^^)お話メッチャ好きです！今後めめこじの2人がどうなっていくのか楽しみです！勝手にめめこじハピエンになってと祈ってます！これからも主様のペースで更新頑張って下さい！お話の更新楽しみに待ってます！ (2022年1月29日 19時) (レス) id: aeb0d54ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 .
| 作成日時：2021年12月22日 23時
