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『…めめ、今日のランチって、』
「あぁ、ここから割と近い場所に最近できた洋食屋だよ。
安くて美味しいから学生に人気らしくて。」
『…ふーん。』
「ハンバーグが一番人気とか。」
『え！ハンバーグ！？嬉しい！
うわ、お腹すいてきた…。』
「ふふ、あと10分くらい歩くけど我慢できます？」
『できるわそれぐらい…子どもちゃうもん！』
「はいはい、可愛いなぁほんと。」
『…。』
俺の顔を多分笑顔で覗き込んでる気配がして、思わずぷいっと顔を逸らした。
「えー。」とか言ってる声が聞こえても聞こえないフリ。
めめと過ごして常々思うことがもうひとつ。
とにかく押しが強い。強くて人を乗せるのが上手い。
今日のランチデートのお誘いも最初は断ってたはずやのに
めめの話に乗せられ流され、気が付けば約束を取り持ってしまっていた。
…僕が流されやすくて断るのが下手なのもあるけどさ。
それにしてもこの年下イケメンは人の扱いが上手なんやと思う。
慣れてんのかな、こういうの誘うのも。
……慣れてるやろそりゃ。イケメンなんやから。
「こうじくん信号赤、止まるね。」
誘導もどこで覚えたんか分からんけどびっくりするぐらい上手。
あくまでも自然に、それでいて丁寧にエスコートしてくれる。
…誘導といえば翔太くんとの中学の思い出。
あの頃は僕もまだ慣れてないこともあって、お互いの足を何回も踏みながら痛い思いして誘導してくれた帰り道を思い出してふふっと思わず笑みがこぼれた。
「どうしたの？」
『あ、ううん。
中学の頃の翔太くんのヘタクソな誘導を思い出してて。』
「…しょうたくん？」
『…あ、めめ会ったことなかったっけ？
僕とふっかさんと中学からの親友やねん。』
「…や、ないっすね。」
こくりと頷くめめ。
めめは一ヶ月間僕に会いに来てたわけやけど、
そういえば翔太くんとめめが直接会うことはなかったっけ。
翔太くんとはほぼ一緒の授業ををとってるけどやっぱり学年がひとつ違うと必須授業も変わるわけで。
めめが僕に会いに来るのは学年必須授業の前後で照くんとおる時が多かった気がする。
それがたまたまにしても、今まで翔太くんに会ってきてないってすごい確率やと思う。
僕と翔太くんとは一緒に過ごすこと特に多いし。
…翔太くんがこの光景見たらどう思うかな。
「こうじくん、お店着いたよ。」
『あ、うん。』
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雪 .(プロフ) - kosameさん» kosameさん 心温まるコメント頂きありがとうございます！優しいコメントに感謝しますTT楽しみにして頂けるだけで執筆の糧になります…2人がハピエンになることは私も願ってます！(笑)頑張りますので今後とも応援宜しくお願いします。 (2022年1月29日 23時) (
レス) id: 11c8e42471 (このIDを非表示/違反報告)
kosame(プロフ) - 初めまして！いつもお話楽しく読ませて頂いてます(^^)お話メッチャ好きです！今後めめこじの2人がどうなっていくのか楽しみです！勝手にめめこじハピエンになってと祈ってます！これからも主様のペースで更新頑張って下さい！お話の更新楽しみに待ってます！ (2022年1月29日 19時) (レス) id: aeb0d54ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 .
| 作成日時：2021年12月22日 23時
