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ふいにのんきな声が後ろから聞こえてきて、
女の人の肩に手をまわしたその人。
「あ、お取込み中？」
『え、いや、』
「ごめん、次おれの歌なんだよね。
友だち待たせてるからさー。ちょっと店員さん今すぐ助けてくんない？」
『あ、はい。』
ちょっと！と止める女の横を通り過ぎてドリンクバーに急ぐ。
男の人が指さしてたドリングバーに鍵をさして中を見ると、特に空になってる様子はない。
見た感じ壊れてる感じもないし
試しにボタンを押したら、ふつうに飲み物もでてくる。
…ん？どういうこと？
『お客さん、…あれ？』
振り返ると、そこにさっきいた女はいなくて、
代わりにスマホをいじってるその人だけ残っていた。
「ん？あ、終わったー？」
『いや、特に異常ないんすけど、』
「うん知ってる。」
そう言ってニコッと笑うその人は、素知らぬ顔でオレンジジュースのボタンを押した。
「モテる男も苦労するよね、分かるよー俺もだから。」
『？うっす…
あ、さっきの女の人、』
「あー俺が追い出したから大丈夫。
ついでに俺と遊ぶ約束したし、もうめぐろくんにとりつくこともないと思うよ。」
『あ…ありがとうございます。』
「んーん。まあ貸しひとつってことで！」
『あれ、なんで俺の名前、』
「ええ？いやいや有名人じゃん。
この辺りで知らない学生いないから(笑)」
『…はあ。』
「それより店員さん。俺の部屋にフライドポテト頼みたいんだよねー。
９番の部屋に2人前、いける？」
『あ、かしこまりました。』
「いやぁ今日バイト少なそうなのに手間かけてごめんね〜、
俺の部屋のやつが食べたい食べたいってうるさくて。
じゃあよろしく〜。」
ウインクをきめこんだその人は満タンに入れたオレンジジュースを持って部屋に戻っていった。
やけに余裕のあるチャラ男。
ていうか助けてくれたし。めっちゃイケメンじゃん。
いつもより多くポテト揚げて持っていこうっと。
そう決意してキッチンに駆け込んだ。
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雪 .(プロフ) - kosameさん» kosameさん 心温まるコメント頂きありがとうございます！優しいコメントに感謝しますTT楽しみにして頂けるだけで執筆の糧になります…2人がハピエンになることは私も願ってます！(笑)頑張りますので今後とも応援宜しくお願いします。 (2022年1月29日 23時) (
レス) id: 11c8e42471 (このIDを非表示/違反報告)
kosame(プロフ) - 初めまして！いつもお話楽しく読ませて頂いてます(^^)お話メッチャ好きです！今後めめこじの2人がどうなっていくのか楽しみです！勝手にめめこじハピエンになってと祈ってます！これからも主様のペースで更新頑張って下さい！お話の更新楽しみに待ってます！ (2022年1月29日 19時) (レス) id: aeb0d54ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 .
| 作成日時：2021年12月22日 23時
