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いきなり、すぐ近く。
肩に何かが触れたと同時に、すぐそばで人の声が降りてきた。
「っ、あの！」
『っ！？わあっ！』
反射的に叫んでしまい、肩のそれを振り払った。
『な、な…なに！？』
「すみません、あの、」
誰かの声が同じ場所に聞こえてきて、
どうやらさっきの肩に触れた感触もその人の手やと気付く。
いやそれより、なに…怖い。
話しかけてきてる？僕の知り合い？
いや大学に知り合いはほぼおらんし、
知り合いやとしたら声は覚えとるはずや…
「やっと見つけた…
もう学内全部探し尽くして、こんなとこ来たことないけどもしかしたらって思って…
やべえ、まじで同じ学校だったんだ…！」
こんな低いイケボなんか知り合いにおらん。
どこかで聞いた事ある気もするけど、
今はそんなん考えられへんぐらい見えない知らない存在が怖くて。
「あの、覚えてますか？
…あの日目合ってないし知らないと思うんすけど———。」
何か喋ってる得体のしれない人間に目をやっても、
ぼやけたそれはせいぜい黒っぽい服を着てる人が多分僕に話しかけてるってことしか分からんくて。
じっと見つめられて、恐怖がより込みあがる。
いやや、怖い、怖いっ…。
「…康二？」
ふと僕の後ろからまた低い声がきこえた。
でもこの声は知ってる、大好きな声。
『っ、照にぃっ！』
この場にいるのが怖くて、声が聞こえる方向に走っていく。
「うわっ、康二どうした？」
『照にぃ…！』
突進した俺に驚きつつしっかり受けとめて腕の中に入れてくれたのは
僕と同じ学年で唯一大学でできたともだちの照くん。
同い年やけどいつも僕を守ってくれる、僕にとってはお兄ちゃんみたいな存在。
見知った声、それも照にぃがここにいると分かって胸の中に飛び込んだ瞬間、
恐怖と緊張もほぐれて涙がこみあがる。
と同時に、頭の上からはいつも以上に低い声。
「お前誰？」
「…あ、目黒蓮です。１年の。」
「目黒…。
で、何した？」
「え、…なにって、」
「康二に触れた？」
「あ…肩、触りました。」
「はぁ…。」
照にぃのため息が僕の髪を揺らした後、
大きな手に優しく頭を撫でられて、さっきの焦りもやっと落ち着いてきた。
やっぱり照にぃの腕の中は特別落ち着く。
「お前、康二とどういう関係？」
「どういう関係…でもないです。
でもあの、俺、貴方に一目惚れしました。」
「…は？」
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雪 .(プロフ) - kosameさん» kosameさん 心温まるコメント頂きありがとうございます！優しいコメントに感謝しますTT楽しみにして頂けるだけで執筆の糧になります…2人がハピエンになることは私も願ってます！(笑)頑張りますので今後とも応援宜しくお願いします。 (2022年1月29日 23時) (
レス) id: 11c8e42471 (このIDを非表示/違反報告)
kosame(プロフ) - 初めまして！いつもお話楽しく読ませて頂いてます(^^)お話メッチャ好きです！今後めめこじの2人がどうなっていくのか楽しみです！勝手にめめこじハピエンになってと祈ってます！これからも主様のペースで更新頑張って下さい！お話の更新楽しみに待ってます！ (2022年1月29日 19時) (レス) id: aeb0d54ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 .
| 作成日時：2021年12月22日 23時
