17 ページ19
「…………グスッ」
泣きたくもないのに自分で選べへんほど弱い俺は
泣いて逃げることしかできひんかった、
「大丈夫、ちゃんと聞くから」
「とりあえずあっちに座って落ち着こっか」
リビングのソファで座らせてくれてからも
落ち着くまで肩をさすってくれる2人、
「ほな、話そうかな2人だけには、」
「うん聞くから康二のタイミングでいいからね」
「2人のおかげで落ち着けたから、話すな、
俺、花吐き病っていう病気にかかってもうて…」
それから俺の話に驚きながらも
うなづいて2人は最後まで聞いてくれた。
「康二、これまで1人で大変だったね」
「頑張ったよこれからは俺たちがついてるから!」
「阿部ちゃんもさっくんもありがとう、、」
「少し話を戻すけど
花吐き病って片思いを拗らせるとかかるんだよね?」
博識な阿部ちゃんはなんでも知っとるみたいやな
「…よう知っとるな」
「奇病だからって耳にはしたことあるからね」
「ってことは康二は誰かに片思いをしてるってこと?」
「そうだね、じゃあ少しだけ俺の考え聞いてくれる?」
きっと阿部ちゃんには俺が誰を好きなのかはバレとる
もういっそのことバレてしまった方が楽なんかな、
377人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蓮(プロフ) - 向かい風さん» 向かい風さんコメント有難うございます!試験が終わったので大量更新させて頂くので楽しみにして頂ければ嬉しいです(TT) (2020年12月13日 2時) (レス) id: 45e59c200b (このIDを非表示/違反報告)
向かい風 - 更新楽しみにしています! (2020年12月12日 22時) (レス) id: 1cc94ffb52 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蓮 | 作成日時:2020年11月15日 15時