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その後は順番にお風呂に入って、お互いの髪をドライヤーで乾かしてあげる。
2人で同じ顔パック。並んで歯ブラシをして明日の準備。そしてダブルサイズのベッドに潜り込む。
俺とめめのナイトルーティン。なんとも平和や。
「ねぇ、やっぱ俺DIYしたい。」
部屋を暗くさせて「おやすみ」も言ったはずやのに、まだ起きてためめはそう呟いた。
『なんでそんな興味沸いてるん…そもそも何作りたいん？』
「…棚。」
『タナ？』
斜め上の発言にびっくりして思わず隣を向いてみるけど、真っ暗でその表情は見えへん。
『…そんなん欲しいんやったら買ったらいいやん。』
「俺じゃなくて…康二くんに、」
『…え？』
「いつも俺の分まで家事してくれる康二くんに、俺もなにかしてあげたくて。
雑誌飾るようなおしゃれな棚が欲しいって言ってたから…」
『…あ、』
確かに言った。随分前に楽屋で。
専属モデルしてる雑誌で初の単独表紙が決まっためめの雑誌をどうしても飾りたくて。
本棚はあるけど表紙を表に向けて飾れるようなやつは持ってへんから欲しいってふっかさんと話してた…気がする。
めめの今日の奇行にも納得して、思わず笑みがこぼれる。
『なんやぁ〜そういうことやったん？めっちゃ嬉しい。
でもどうせDIYするんやったら一緒に作りたいなー。あかん？』
めめひとりだと不安っていうのもあるけど。
せっかくのおうち時間やし、なるべくめめと一緒に過ごしてたかったりする。
「…康二くんがいいなら、一緒にしたい。」
『あは、じゃあ決定！
てかそんなんはよ言ってや！隠してたとか可愛すぎるやん！』
「可愛くない。」
『いや可愛いで？(笑)なんだかんだ言ってちゃんと年下やなぁめめはー。』
「…なにそれ。」
『え？わっ、』
急に動いたと思ったら、俺の上に馬乗りになるめめ。
『めめ…？』
「これでも、年下に見える…？」
顔の横にある腕がベッドに沈んでいく。
『…いや、今は上やな。場所的に。』
「…そういう意味じゃなくて。
俺は可愛くもないし、子どもでもないよ。」
『…。』
「…証明、しよっか？」
ゆっくりと顔が近づいてきて、二人の影が重なった。
あぁ明日掃除の続きやらな、忘れそうやなぁ。
呑気に考えるのを最後に、めめの優しいそれを素直に受け止める。
そんな月に照らされたふたりの、ちょっぴり甘美な夜――
．
Case1 End .
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ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あきさん！コメントありがとうございます！！そう思ってもらえる作品が作れてほんまに嬉しいです( ; _ ; )！！1番嬉しい褒め言葉が聞けて喜んでます！！これからも期待に応えれるように頑張ります！！素敵なコメントありがとうございました！！ (2020年7月13日 0時) (
レス) id: 9366bbf9ec (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 今回も素敵な作品ありがとうございましあ(;o;)何度も読み返してしまうくらい作者様の作品がだいすきです！これからも楽しみにしております(^-^) (2020年7月12日 17時) (レス) id: 1c418bb080 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ゆきちゃんさん» いつもありがとうございます(*^_^*)リンクできててましたかね…！私的に凄いパワーワードやなって思ったので書いちゃいました（；＿；）ほんとに幸あれですね（ ; ; ）平和に幸せになってほしい。（ ; ; ） (2020年6月25日 1時) (レス) id: 9366bbf9ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃん(プロフ) - 実際のライブとリンクしながら読みました…泣きそうううう。こーじに幸あれと願いますほんと…！ (2020年6月22日 12時) (レス) id: 2e7657af2c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ゆきちゃんさん» いつもありがとうございます(*´∀｀)こっそり始めてました（笑）更新頑張ります！ありがとうございます！ (2020年5月30日 16時) (レス) id: a4db884c5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 .
| 作成日時：2020年5月15日 23時
