空咲く花火に愛しむ

Another Case : ページ13

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Another Case : Happy LIVE with YOU . Ren side




それはそれは広くて大きな舞台


ギラギラと反射する光の下


愛しくて大好きなこの場所に俺がいて、


みんながいて、


大好きな彼もいる。




特別な日。彼にとっても俺らにとっても。



大切な一年の節目の今日でも彼はマイクを持って綺麗な笑顔で笑いながらここに立っている。


そしてその笑顔で周りの人をも笑顔にさせる。




その顔には今までの苦労した過去も、泣いた夜の日の姿がちらつくものは何もなくて、



『プロやねんから！アイドルやねんから！当たり前や！』


貴方だったらそう言うかな。


ねぇ、康二。





『SnowManで！！！天下取りまーーす！！』



カメラに向かって無邪気ながら真剣に叫ぶ康二に、思わずみんなで笑ってしまった。





あぁやっぱり、しばらくは届きそうにないな。


だってその小さいはずの背中が今は大きく見えるもん。




佐「にゃはは！！さいっこうじゃん！！」



ラ「さすが！俺らの康二く〜ん！」



渡「あいつ後先考えて言ってんのかよ(笑)」



阿「うーん、あぁ見えて考えてるんじゃないかな？」



舘「そうだね。あんな自信満々に宣言されると、俺らも実行しないとだよね。」



深「はは、照が聞いたら「上等。」とか言いそうじゃん(笑)」





振り向いて俺らに二カッと笑う彼はやっぱり俺の知ってる可愛い康二で。





「…でも、康二が言うとなんかほんとに叶いそうだね。」



康二の言葉でまた深くなったのは、俺ら自身の覚悟と自信。それと確かな絆。

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