29 ページ28
黒side
とある収録の日。
深澤先輩(学園の話なの忘れてた)から呼ばれた。
あぁ、あの話するんだろうなって。
その場には岩本先輩もいた。
｢お前さ康二に何したかわかってんの？｣
｢…｣
｢黙ってないでなんか言えよ！！｣
ﾊﾞﾝｯ
｢康二は今うつ病なんだぞ、
ふざけんなよ！！｣
｢わかってますよ。それは。｣
｢わかってねぇだろうがよ！！
康二の気持ち考えろよ！！｣
｢目黒。ふっかが言ってることは全部間違えか？
間違ってるって思ってるか？｣
｢思ってないです。｣
｢ならさ、、なんでもっと康二のこと考えてあげられなかったんだよ。
彼氏だろ。
彼氏なら、彼女のことを守ってやんなくちゃいけねぇだろ。
お前何してんだよ！
こういう時に！うつ病患者なんだぞ！
彼氏なら浮気なんかしねぇ。
仕事を急いでしてでも知らねぇ女の人のとこに行くのが良かったのかよ！
おかしいだろうが！
チャンスとかねぇ、たった一度きりだ。
それわかってんのかよ！
康二の過去もなんも知らねぇやつに
康二のこと渡さなければ良かったよ。
もう康二に近づくな。
俺たちの視界に入ってくんじゃねぇ｣
そういった岩本先輩と深澤先輩は泣いていた。
｢めめ。俺は康二くんのこと信じる。
ごめん。｣
なんで謝んだよ。
謝んなよ…
｢目黒。お前がそういうことするやつだとは
思わなかったよ。｣
佐久間先輩も泣いてた。
｢初めての後輩で信じてたのに。｣
阿部先輩にまで見放されて。
｢ふざけてんじゃねぇぞ…｣
渡辺先輩は怒りに満ち溢れてて
この前の康二と同じ目の色をしてた。
｢みんなは目黒のこと信じてた。
だから康二を渡したんだよ。
目黒、いや、お前はそのチャンスを逃した。
お前にチャンスはもう与えられない。｣
怖かった。舘さんだけは違かった。
それだけみんな康二のことを大切にしていて。
ただ、ただ。康二に申し訳なくて。
苦しかった。
謝りたかった。
謝って許されることじゃないけど。
全部話せば開放される気がして。
カウンセラーの先生に頼ってしまった。
メンタルサポーターの�眞詫ジ秬萓検�
悩み事全部聞いてくれた。俺の救世主。
｢あれ、久しぶりだね。
また何かあったんだ。そこ座って。｣
全部話して。
話を聞いてもらった。
｢そうなんだ。
その理由話せなくちゃ意味ないよね…
話してくれてありがと
話す機会を作ろ？
あ、話せたら先生にも教えてね｣
｢ありがとうございました｣
少しスッキリした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mmkj0808 | 作成日時：2021年6月29日 2時
