毒舌彼女 (ページ8)

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ロックオン？ページ8

｢おいスンリ…いつまで不貞腐れてんだよ…｣

撮影の休憩中、ムスッとした顔のまま
椅子に座ってスマホをいじってると

ジヨンヒョンが苦笑いしながら
隣に座った。

元はと言えば、ジヨンヒョンのせいじゃん！！

何て言えず…黙ってスマホをいじる。

｢何だよ、ただ頭撫でただけだろ？笑｣

｢だけって！！俺だってまだ触ったことないんですよ…！？｣

彼氏でもないのにこの発言は……

って大声を出してから気づいたけど
そんなの気にするもんか！

ことの発端は

あのあとジヨンヒョンとAちゃんが
10分程で話し終えてAちゃんが事務室に戻ろうとした時

ヒョンは手をそっと手を伸ばして
｢頑張れよ｣
って頭を撫でてAちゃんに微笑んだのだ。

｢あんな事されたら、男の俺でも惚れちゃいますよ！！｣

｢いや……それはキモイ……｣

｢イコール、Aちゃんが惚れちゃうじゃないですかぁ！｣

｢意味わかんねぇよ……｣って呆れるヒョン。

あのね！ヒョン！
ジヨンヒョンはただ励ますつもりでやったんでしょうけどね
女の子なら誰でもイチコロですよ！？

｢も、もしかして、ヒョン……｣

｢なんだよ？｣

｢Aちゃんのこと……｣

｢んなワケあるか！笑｣

本気でハラハラする俺とは裏腹に
くくくっ。と笑うヒョン。

｢誰があんな地味なやつ…｣

｢地味とか言わないでください！Aちゃんめちゃくちゃ可愛いんですよ！？｣

｢あーもう、お前面倒くさいなぁ！笑｣

だってだって！

好きなんだもん。
そりゃあ…不安になりますよ。

また不貞腐れて黙り込む俺。

｢はぁ…お前なぁ。敵睨んでばっかいないで、自分から行動起こしたら？｣

｢え？｣

｢ご飯に誘うとかさぁ、したらいいじゃん｣

｢ヒョン…｣

ナイスアイディアです。