分かったの × YOU ページ23
｢Aちゃんじゃないか。いらっしゃい｣
｢マスター………｣
来たのは、すんちゃんの行きつけのバー。
私達が初めて、食事したところ。
｢どうしたの？そんなに悲しい顔して｣
｢大丈夫だよ………あの、いつものお酒…頼んでもいいかな…？｣
｢もちろんだよ｣
マスターは、私に何か聞くこともなく
ニコニコと微笑みながら、お酒を作ってくれた。
｢美味しい……｣
でも、いつもよりしょっぱくて
悲しい味。
｢……っ……すんちゃ……ん……｣
我慢してたのに……
涙はどんどん溢れてくる。
どうして？なんで？
もう、頭の中はパンク寸前だ。
｢あれ、Aじゃん｣
｢ジヨン…オッパ……｣
なんてタイミングなんだろう。
偶然訪れたジヨンくんに会ってしまった。
｢スンリは？A一人なの？｣
｢すんちゃんは今…………お仕事、なんだって…｣
｢ふーん…｣
えっ？それだけ…っ！？
興味なさそうに返事だけして、
お酒を頼むジヨンくん。
｢なんかあっただろ？｣
｢へ？｣
｢Aは何かあると、ジヨンオッパって呼ぶ｣
うそ！私、そんな癖あったの！？
驚く私をよそに、淡々と続けるジヨンくん。
｢スンリだろ？｣
｢！…………違う……｣
｢ちゃんと頼れよ、オッパにぐらい…｣
ぽんぽん。って撫でてくれた手が優しくて
私の涙腺は崩壊した。
｢私、…わ、たし……ね………！｣
全てをジヨンくんに打ち明けた。
不安に思ってたものも、
本当は、すんちゃんのことが
大好きで大好きで たまらないってことも。
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桃野。(プロフ) - ちろるさん» コメントありがとうございます！！実は元ネタはハルハルなんです………笑気づいてもらえて良かったです(^ ^) (2017年1月31日 20時) (
レス) id: 019fbabdb3 (このIDを非表示/違反報告)
ちろる - すっごく良かったです！ハルハル思い出して泣きそうになりました（ ; ; ）ほんとに素敵な作品でした！！ (2017年1月26日 21時) (レス) id: 1a4fb1d36e (このIDを非表示/違反報告)
桃野。(プロフ) - BIGBANG大好き12歳！さん» ありがとうございます！すごく嬉しいです(*´ｪ｀*)応援ありがとうございます！ (2016年10月1日 21時) (レス) id: 019fbabdb3 (このIDを非表示/違反報告)
BIGBANG大好き12歳！ - すごくいいお話でした！桃野さん天才ですね！すんちゃんかっこよかったです。これからも、頑張ってください！ (2016年10月1日 16時) (レス) id: ba48d3ddcf (このIDを非表示/違反報告)
桃野。(プロフ) - まいこさん» いえいえ！こちらこそ読んでくださってありがとうございます(_ _)男前なすんちゃんを届けることができて嬉しいです。笑 (2016年9月28日 21時) (レス) id: 019fbabdb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃野。 | 作成日時：2016年7月17日 0時
