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試合が再開されて、早々に円堂が風丸による分身ディフェンスで
ボールを奪われてしまう。
風「俺達は最強の力を手に入れたんだ。
見せてやる……！最強の必殺シュートを…！染岡、マックス!!」
「「「ダーク･フェニックス!!」」」
進化を重ね続けたムゲン･ザ･ハンドでも止めることはできず。
それどころか、どれだけ全員で止めにかかっても止めきることは難しいほどの
シュートがゴールに突き刺さってしまう。
風「どうだ、円堂！俺達は、誰にも負けない!!」
スコアボードは1-3に。
〜・〜・〜・〜
試合が再開するとAを重点的に傷つけ、
ラフプレーを続けるダークエンペラーズ。
再び防戦一方の試合の試合になってしまった。
これ以上失点をするわけにもいかず、
ゴール前には自身の身を犠牲にした者が次々と倒れていく。
一「行かせやしないぞ!!」
DF陣が動けないのを察して、その身一つで飛び込む。
そして、彼もまた、ダメージを負い、背中から落ちてしまう。
リ「我慢できひん！ウチが出る！ダーリン！」
一「来るなリカ…っ!!」
試合に出ようとするリカを横目によろよろと立ち上がる一之瀬。
一「俺達なら大丈夫だ……! 来るなっ!!」
リ「…ダーリン……」
来るなと強く言われれば、流石のリカも試合を託すことしか出来ない。
そうは言っても試合の状況はなかなか変わらず。
ついには円堂まで倒れてしまう。
これに薄い笑みを浮かべたのは風丸。
風「これで邪魔する者はいない!!」
「元はといえば、エイリアの、せいだから…
止めな、きゃ…ッ」
痛む身体に鞭を打ち、立向居の元へ。
既にシュート体制に入っている彼等に、
技を出せるような余裕はない。
だとすれば、今の彼女に出来ることは…
「「「ダーク･フェニックス!!」」」
立「ムゲン･ザ･ハンドッ!!」
精一杯両手を突き出すもシュートの威力は収まらず、
立向居の足元の土には跡がつく。
「立向居君！」
円「立向居！」
倒れていた筈の二人が立向居の背中を支える。
だが、三人の力でも完全にはボールを止めることは出来ず、
身体は吹き飛ばされ、ボールはクロスバーに当たって、ラインを割ってしまった。
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作者名：のの | 作成日時：2022年9月30日 16時
