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ただそれを簡単には許さないのがジェネシスの中心人物＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「グラン…！」
一人で飛び込もうとしたが横に影が入り＿＿＿＿＿＿＿＿＿グランがいた。
顔を見合わせ、どちらともなく頷くと共にシュートへと足を伸ばした。
「皆のために……ッ」
グ「負けるわけにはいかない…!!」
既に身体が限界を越えている二人は痛みにこらえながら止めようとする。
吉「止めるのです！何としてでも…!!」
だが抵抗も虚しくゴールネットに突き刺さる。
ジェネシスには絶望という言葉が合う、そんな表情をしていた。
吉「第二段階を使うとお前が使えなくなるから避けてきましたが…
アイラ、第二のリミッター解除です」
残り数分。
いつか言われるだろうと思っていた。
皆でボールを蹴りたかった。
笑ってボールを蹴りたかった。
「はい、父さん」
グランが、ウルビダが、皆が止めに来ようとする中、また静かに胸元のスイッチに手を置く。
機械音と共に少しずつ息が苦しくなりだす。
立っているだけで冷や汗が出る。
瞳「A………？」
試合再開のホイッスルが鳴るとジェネシスはAにボールを回させまいと
彼女にパスを出さずにいた。
円「何でAにパスを出さないんだ……？」
グ「僕達のリミッター解除が持っている全ての力を出せるとすれば、
アイラの第二のリミッター解除はその瞬時に全てを使い切ってしまうものだ…！」
まだ彼女と一緒にサッカーがしたい、そう思うのは彼等の我儘なんだろうか。
やがて彼女はボールを回してもらえないことに怒りを露わにし、ウィーズからボールを奪い取る。
そんな彼女をどうにかして止めようと雷門とジェネシスはボールを奪おうとするも
圧倒的スピードについていけない。
立「Aさん…………っ！」
グ「アイラその技だけは駄目だ!!!!!」
「私の身体はどうでもいい…元の生活に、元の皆に戻ってほしい…！
だから勝たなきゃいけない!!＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿マリオットサウンドッ!!」
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作者名：のの | 作成日時：2022年9月30日 16時
