俺の義弟は名探偵だ。【名探偵コナン】

357 降谷零side ページ7

｢お、降谷｣


｢白井さん｣



｢最近やたら、妻子誘拐事件増えてるよな。お前ん家は平気なのか？｣



｢まぁ、一応注意喚起したんですけど…｣



｢席につけ！｣



長官がやって来る。空気が一瞬で変わる



｢今回集めたのは、妻子誘拐事件と先日幹部を捕らえた組織、あの組織との関係性が深まったことによるものだ｣

やはりか


病院で目覚めて、赤井秀一から状況を聞けば残党は日本に集約している。


それがまだ全員集約し切れていなかったと仮定する。だんだん人員も日本に増え、この妻子誘拐事件を起こした。人員が増えるから、妻子を誘拐しやすくなる。土日しか妻子はセットに動かない。基本平日は仕事または家事と学校に限られている。だが、増えたことによって、バラバラにターゲットを捕獲しやすくなるわけだ



つまり、平日狙いが多くなる





今どれだけ増えているかわからないが、もしまだ増え続けるようであれば、最悪1日に数件以上も事件が起きる。




これはゼロとしても阻止せねばならない。




…組織絡みなら、警視庁公安部以外関われないはず。この件を一気に警視庁から掻っ攫うなんて


それに、キュラソーの件でも警視庁と警察庁の連携が取れていなかったわけだし


合同した方がいい気がするが、警察庁の見えない組織(ゼロ)と対面して外部に漏らされる、なんて



有り得ないだろうが、実際にあの高木刑事…楠田陸道の事一般人の安室透に話してたからなぁ。それに、今工藤新一が帰ってきて警察の救世主とも謳われた。絶対に、絶対にばらす。

工藤新一の耳に入れば、また組織に絡んで突っかかってくる。FBIとか引き連れてやってくるに違いない。其れ丈は個人的に阻止せねばならない。何があっても!!!

358 降谷零side→←356 降谷零side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す