396 降谷零side ページ46
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あれから1週間が経った。
Aは群馬から東都の警察病院に転院した。
ただ、転院してから俺は1度も行けてない。息子にも何も説明出来ず、会えず、喋れず。
娘の事は、有希子さんが買ってでた。俺の仕事のことと、俺の母親の仕事を考慮して、だ。
名前は、有希子さんが考えた。
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「降谷さん、この資料ですが…」
「それは警備課に回してくれ」
病室は、よく新一くんと蘭さんが毎日部活後に訪れている。近況報告などをしていると聞いた。
「降谷、この案件はこっちで持つことになったから警視庁公安部にも送っておいてくれ」
「わかりました」
時刻は深夜12時を回っている。1週間も家に帰れていない。現在仮眠室が俺の寝床化している。この年で7徹となるとブラックはとても、とても胃に穴を開けるだけの飲み物化するため、給湯室に降谷専用紅茶を取り入れてみた。
「降谷くん、」
「ところでお前はいつ本国に帰るんだ?」
ホテル暮らしをしている赤井一行に俺は目つきの悪さを自覚している
「そろそろAの所に行ってあげなさいよ」
「…」
まだ各地で逃げ出している末端がいる。
「ボウヤから聞いたんだが、明日有希子さん達が病室に訪ねるそうだ、一緒に行ってやったらどうだ」
「この山積みになった資料と報告書を見てから言ってくれないか」
…どんな顔をして行けばいいんだ。
資料なんて、報告書なんて、
十分な休息を取ればすぐに片付く。
本当は、行くのが怖いだけ。
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クリスタ(プロフ) - 更新ありがとうございます!人生一度きりなので生きてください! (2018年3月29日 6時) (レス) id: e03c33ac41 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - 更新ありがとうございます!自分のペースで大丈夫ですので!待ってます!! (2018年3月28日 22時) (レス) id: 3399c25298 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 更新ありがとうございます!!しほさんのできるペースで大丈夫です。待ってます。 (2018年3月28日 22時) (レス) id: f6c72f38d3 (このIDを非表示/違反報告)
リョーコ(プロフ) - 更新ありがとうございます!私も辛い事がありましたが先生に相談して今は大丈夫です。生徒って、先生嫌いとか言いますけど悩んでいる時は頼りになりますよね!周りに負けないで、相談できる人を頼りにしてください!もし何かあったら頼りない者ですが相談してください! (2018年3月28日 17時) (レス) id: e3c2d732a4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続きが楽しみにしてます無理をせずに (2018年3月28日 17時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シホ | 作成日時:2017年6月29日 22時