俺の義弟は名探偵だ。【名探偵コナン】

389 赤井秀一side ページ39

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｢これで、終わりだ｣

ｶﾞｸっと項垂れるように首を絞め気絶させる。一息つけば、肩の荷が降りたように軽くなる。だが、心はとても沈んでいる。

降谷Aのことだ


ビデオで見た腕の傷、崖から落ち最悪頭から落ちたと考えた時の出血の量を考えると、早くて…25分か。これが落ちてもなお生きている時の場合であるが。



｢赤井さん、全員護送車に乗り警察署に送られました｣

部下が俺に口頭で報告を受ける。

｢分かった、俺たちは警察庁に、｣っと指示を出している時にスマホが鳴る。

電話の相手はジョディ・スターリング

｢どうした｣

｢今救急車の中よ！


1度民間の病院に運ばれたんだけど出血の量が異常で！

今から群大付属病院に運ばれるんだけどこの量じゃ最悪のケースもあるって！｣


｢…わかった。俺もそっちに向おう！｣


それじゃ、と言って通話を切る。








最悪の、ケースか。








｢俺は1度ジョディの所へ向かう。お前達は先に警察庁に戻って報告をしておいてくれ｣

了解です、と頷いたあと皆は車に乗り込み走り去った。









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こんな時、降谷君ならどうするんだ

俺が行って何かが変えられるのか



少し前までいがみ合っていた仲というのに、どうしても彼の妻(動力源)の安否が気になる。警察官だからだろうか、それとも









友人だからだろうか。

謎に彼と似ているところがあると、自分でも思うところがある。

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