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374 赤井秀一side ページ24

フラリフラリと彼は部屋から出ていこうとする。


「降谷くん?」


微かな声で…行かないと。と聞こえた


確かに一刻も早く助け出さなければならない状況だが、場所がわからないだけに助け出すにも助けられない

カチャリと内ポケットから黒いものを確認した。

まさか…





「降谷くん、今行っても俺達はまだ奴らの尻尾を掴めていな…」


背中を向き歩き出している彼の肩をつかむとギロリと鋭い目つきで睨まれ思わず離してしまう


「降谷、焦る気持ちもわかるが、」


「降谷さん、落ち着いてください」


上司部下が宥めようとする。が、その態度が気に入らなかったのかさらに顔を歪める。



「父さん…」


小さな体で通せんぼするように子ども2人が降谷くんの目の前に立つ






「退け」


「やだ」


「今の父さんを通しても、母さんは…!」



「こんな所で足踏みしてる暇は無い」



今にも子供に手を出しそうな降谷くんに声をかける


「降谷くん落ち着け」



「赤井、お前に俺の気持ちがわかるのか」

「大事な人を…憎きヤツらに囚われ、暴力を振るわれ、挙句の果てに卑猥な行為をされて…この気持ちがお前にわかるって言うのか」


「約束したんだ」









「何をしても。」



何を言って…?


「今、Aがここにいない…これは俺の失態だ。守る守ると言いながら、守れなかった


だから、今度こそ…Aを」




ボウヤがコソっと明美の妹に話した


「あ…宮野エレーナさんのことか」

「それどういう事なの!」

「言ってたんだよ、幼少期そういう人に会ったって」

「Aを守るためなら何をしてもいいってな」





なるほど、そういう事か。

そこまで守るという事に執着していた理由はそれか


愛しの人だからって言うこともあり、約束したから、でもあるか。

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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クリスタ(プロフ) - 更新ありがとうございます!人生一度きりなので生きてください! (2018年3月29日 6時) (レス) id: e03c33ac41 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - 更新ありがとうございます!自分のペースで大丈夫ですので!待ってます!! (2018年3月28日 22時) (レス) id: 3399c25298 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 更新ありがとうございます!!しほさんのできるペースで大丈夫です。待ってます。 (2018年3月28日 22時) (レス) id: f6c72f38d3 (このIDを非表示/違反報告)
リョーコ(プロフ) - 更新ありがとうございます!私も辛い事がありましたが先生に相談して今は大丈夫です。生徒って、先生嫌いとか言いますけど悩んでいる時は頼りになりますよね!周りに負けないで、相談できる人を頼りにしてください!もし何かあったら頼りない者ですが相談してください! (2018年3月28日 17時) (レス) id: e3c2d732a4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続きが楽しみにしてます無理をせずに (2018年3月28日 17時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シホ | 作成日時:2017年6月29日 22時

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