私の大事なハニエル2【名探偵コナン】

Haniel57 ページ7

ハニエルside



ドアを開けて車に戻れる!と思った矢先


｢逃がすかよ｣

倒したはずの見張り


｢起きてしまいましたか｣


｢ハニエル、先に車に戻ってもらえます?｣


｢何するつもり…｣


｢あなたには見せてはいけないものですよ｣


殺すつもりなのか…
安室は拳銃を取り出して相手に向けた

｢お嬢ちゃんがやらねぇんだったらお嬢ちゃんから殺した方が早いなぁ｣


その言葉にビクリ、とした。

それと同時に、隣からとてつもない殺意が感じられた…


まただ…この人はたまに…心の奥が冷えた何かを出す


｢誰が…誰を殺すって？｣


安室は、拳銃を閉まって拳を握った。

｢ここに姫がいる以上汚いものは見せれません。なら、中で死んでもらいます｣


安室は、急所に1発入れもう1人には背負い投げで相手の腕を取る

｢そろそろのはずです｣


なにが…?と思い安室に目をやる

その本人は2人を担いで中に入った


しばらく待っている



そして、安室だけが出てきてドアを閉めた


｢車に戻りますよ｣


安室は手を差し出し、その手を取る



この人は、時折何を考え何を思って行動しているのかが分からない。


それがとても怖い。


｢ふふ、ハニエル｣

いつもの笑いでさえ、恐怖に変わる。

例えば今のような…





車に戻り、乗り込むと


ﾊﾞｧｧｱｱﾝ

嘘!!!

この揺れ…

手榴弾だけじゃない！

｢あなた、手榴弾2個じゃなかったの？！｣

手榴弾で、こんなに焼けることは無いはず。
しかも、少し離れたこの車の場所にまで
この地上の揺れと音、来るはずがない。


何をしたの…

｢こうなると思い、予め爆弾を持ってきてたんですよ。ウォッカに頼んで即席爆発装置を貰いました。

ハニエルに手を出そうとしたあの人たち

今頃、焼死体として見つかりますよ｣

焼死体?


あの爆発であんな遠い玄関先まで焼死体として見つかるかしら…

｢あんな、目的の場所まで遠いのに焼死体?そんなに焼けるのかしら｣

爆弾一つで研究所まる一つ吹っ飛ばすなんて

とてもじゃないけど、できそうにないわ


それが、即席爆発装置なら尚更ね…



｢ええ、当たり前に捉えるとね…｣



つまり、当たり前に捉えるな。という事ね…


どういう事かしら

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