私の大事なハニエル2【名探偵コナン】

Haniel81 ページ31

ハニエルside


宮野明美がいなくなり、1ヵ月弱が経つ



ハニエルとジンの仲は、意外にも普通のままだった。



仲裁に入ったのがキュラソーだからだ



ある日、キュラソーがアジトに来ていて

(｢なに？｣)

キュラソーがハニエルが暗いことに気がついた


(｢ジンのやつ…明美を殺したのよ｣)



(｢ああ、シェリーの姉、でも仕方ない｣)



(｢し！仕方ないって！キュラソー！｣)



(｢だから言っただろ？ここから出ていけと、辛い思いしないで済んだのに｣)


(｢お前がここにいる理由は、バーボンとベルモットがいるから。例え親が殺された組織でもお前がここにいるのは、あの2人がいるからだろ？｣)



(｢だったら、ジンを殺せばいいじゃないか。お前の銃の腕、なかなか良いと見た。それにまだお前が殺人を犯したことは言っていない。不意打ちでいけると思うが？｣)



(｢やだ！｣)



(｢何故？｣)



(｢人が死ぬのはやだよ｣)



(｢そうかい…シェリーの姉が死んで欲しくない理由は、それだけかい？人が死ぬのは嫌だ。ただ、それだけ？｣)



(｢…好きだから。｣)



(｢じゃあジンは嫌いなんだ｣)



(｢そういう訳じゃ…｣)



(｢じゃあ何？｣)



(｢…わからないよ｣)



(｢それでいいじゃない。｣)


(｢とりあえず、ジンに撃ったことを謝ってきな。一緒に行ってあげるから｣)




(｢ジン…ごめんなさい！｣)



(｢なんだ、いきなり…｣)



(｢シェリーの姉を撃った直後、拳銃をジンに撃ったことで気を病んでいる｣)


(｢そんなことか…｣)



(｢え…怒らないの？｣)



(｢だが、拳銃を撃てた、とは聞いちゃいねぇ。どういうことだ｣)



(｢女って言うのは誰かを守るためなら拳銃くらい簡単に撃てる｣)



(｢…そうか。シンデレラ、明日からキャンティに銃を｣)



(｢ベルモットに言われるんじゃないか？銃を握らせるなって｣)



(｢…ｯﾁ仕方ねぇ。シンデレラ、今日キュラソーと組め｣)


(｢…ふふ｣)



(｢なんだ｣)



(｢意外と普通だろ？ジンに気を止めるほどのものじゃない｣)





｢ねぇ…ジン、シェリーどこ？｣

久しぶりにシェリーに会いたくて…

が、ジンは口を開こうとしない

｢…｣

｢ジン？…ジン？何か言って｣



口を開いたと思えば

｢あいつは、ガス室だ｣

拘束されているよう

明美の時と少し似ている…



｢どういう…こと｣




｢あいつは、研究を止める、なんて言い出しやがった｣

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