私の大事なハニエル2【名探偵コナン】

Haniel72 ページ22

ハニエルside



部屋を出ようとしたが不意にキュラソーの携帯がなり出る

｢なに？任務は終わったわ。…そういうものは早く言ってちょうだい｣


そう言って切るとキュラソーはこちらに振り返り｢残業だ、嫁と息子を始末する｣


｢了解｣



｢息子をこっちに引きずってきてくれ、嫁は脅せば普通にくるだろうし｣



つまり、仕掛けてこっちに連れてこいってことね



なるほど、いいわ。



親と似てないでまともな人間を要望するわ

1度トイレに行き化粧をし直す
チークを頬から耳にも

恰も酔っている雰囲気を出すために

裏から会場に入りすぐにヤツは見つかった。


人が集ってそこの中心人物だ。

どう接触しようか


近くに行ってウロウロしてみる


そして、視線をヤツに集中する



｢お嬢さん、そんなに見つめないでください。あなたのような美人な方に見つめられると…その照れちゃいます｣



安室透みたいだ。


なら、扱い方はわかる。

グイグイ押されなきゃこっちの勝ち。


親と同様に腰に手を回し胸元に引き寄せられる


安室はそんな強引じゃな、くもない

でも、その強引さがまたかっこよく見えちゃうのよ


安室透だけね。



｢お嬢さん？顔が赤いですが…｣

｢ん〜ちょっと悪酔いしちゃったかも…｣



手を肩に置いて少しだけ寄りかかる

まるで相手が

自分に気があるのかと思うように


甘い声で上目遣いで


それでいて胸を少し相手に見せつけるように

｢お嬢さん…僕の部屋に行きますか？｣

男に目を見つめられる



｢飲み直すの？いいわね。んふふ、｣


なら、私も負けじとオトコを見つめる


｢飲み直しなんかしませんよ｣



｢なら何するの？｣




｢決まっているでしょう？僕とあなた、ひとつになりましょう？｣


｢…｣



｢嫌…でしたか？｣


本当に安室透にそっくりだな！仔犬モードで焦らしたりその口調とか、よく恥ずかしいセリフが言えるもんだ！

｢ううん、嫌じゃないわ。でも、子どもできちゃったら…｣

｢責任とりますよ｣

｢そう、じゃあ…優しくしなさいよ｣

｢了解です、お嬢様｣


相手のエスコートに身を任せ歩く

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