私の大事なハニエル2【名探偵コナン】

Haniel53 ページ3

ハニエルside


赤から青になる

昔のことを思い出していた



出来れば二度と振り返りたくない記憶



嫌な記憶




明日からベル姉の家に戻ろう



無理やり思考を変えて歩き出す


マンションに着きドアノブを開ける

｢ただいま｣


｢おかえりなさ〜い｣


恐らくリビングで珈琲でも飲んで組織の仕事でもしてるのだろう


意外と組織の仕事はデスクワークと探り事が多い

世の中は情報で溢れすぎている。的確な情報が重要だ


それに、ノックだっている。慎重になるはずだ


リビングに入り安室が座っている隣りに座る


｢安室ー…明日からベル姉の家に戻るね｣

｢えっ｣

家遠いし、組織の1人としてもそろそろ動かないとジンに怪しまれそう


むぐっと抱きつかれる

こいつ…よく抱きつくな…


｢ハニエル…離れるんですか？僕から｣


言い方をやめて！別れるとかそういう類じゃないんだから！


｢いや、あの…家に帰る｣

｢ハニエル…僕を1人に…?｣


抱きしめる腕を強くする安室透

ミシミシ軋んでいく骨

｢安室痛い痛い痛い痛い｣

｢…｣


｢あむ…ろ｣



折れるしかないのか

いや、折れてたまるか


ここで話を切り替えれば！

｢安室、それに私そろそろ組織に1人で動かないと…｣


パートナーなしでも出来なきゃ…


頼れるのは…己のみ。


スコッチの頼みを…



｢いや、それはまだの方がいい｣


安室が急に離し、真面目な顔をする


｢どうして…？｣

｢ここは日本。それにまだどちらも仕掛けて動くことは無い。下手にすればあなたも巻き添えにして殺されますよ｣


どちらも仕掛けないって…どっちも仕掛けてるじゃない…ノックは来るし組織はもうめちゃくちゃ…


｢それに…｣


何を言うのだ？

｢ハニエルと離れてベルモットが帰ってきたらもう僕やっていけません！｣


｢あそ｣


安室透は安室透だった。


｢今日僕とハニエル任務なんです！分かれたら今日の任務遂行出来なくなります！｣


早く言ってちょうだい。


念のため拳銃2挺持っていこうか

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