また春が来て、1 ページ32
蓮side
辰哉「こーーじーー！！おべんとー！！今日珍しく俺が作ってやったんだから忘れんなよ〜。」
朝からまぁまぁ大きい声が、リビングに響く。
康二「ごめんて！行ってきます！」
慌ただしく出ていく康二を見送りながら、俺は朝ご飯をもぐもぐと食べる。
辰哉「んじゃ、俺もそろそろ行くね。出かける時、戸締りと鍵よろしくな？」
蓮「ん。行ってらっしゃい。」
兄貴は俺の頭をふわふわと撫でると、ふにゃあっと笑った。
・
・
俺はぎりぎり出席日数が足りて、なんとか高校を卒業することができた。
だけど、勉強はさっぱりで、もちろん大学の受験も全く。
就職かなぁ…なんて考えていたら、兄貴に「大学進学諦めないでやってみたら？」って言われて。
たしかに、一度は夢見たし、翔太と一緒に合格しようって約束したことでもあったから、じゃあ頑張ってみようって心に火がついた。
兄貴のためにも、奨学金を考えてるし、何より、俺は他の人より勉強が遅れてるから頑張んねぇとな。
さて、そろそろ俺も出るか。
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白林檎(プロフ) - ﾂﾅﾏﾖさん» こちらこそ、最後までお読みいただきありがとうございました！無事完走できました！ (2022年7月30日 9時) (
レス) id: c971cdea3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾂﾅﾏﾖ(プロフ) - 完結おめでとうございます！素敵なお話を本当にありがとうございました！ (2022年7月30日 7時) (レス) id: 733eb035f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白林檎 | 作成日時：2022年5月14日 17時
