君の心臓が生まれ変わっても7 ページ31
蓮side
移植手術から約2週間が経った。
術後は快方に向かって、調子もすこぶるいい。
自分の胸に手を当てると、規則正しい鼓動を感じて、ああ、生きてるんだなって思う。
俺の心臓は、新たな心臓。
この心臓は、誰かの人生が詰まっていて、これからは俺と歩んでいく。
___大切に、生きていきたい。
検査結果を聞き、順調に回復していることを知った後、俺はベッドに寝転んだ。
歩いても苦しくならないのが、心地よかった。
……と。
「蓮。」
俺の名前を呼ばれて、パッと上半身を起こすと、翔太がいた。
蓮「翔太。」
翔太「蓮、手術成功してよかったよ。」
この2週間もまともに会わなかった翔太は、決心を決めたような顔つきになっていた。
翔太「俺、明日ついに試験本番。その前に蓮の顔見とこうと思ってさ。」
蓮「明日か…。……頑張れ。翔太の本領発揮、俺に見せてよ。」
翔太「そんなん余裕。」
にかっと笑った翔太は、本当にかっこよかった。
その背中にたくさんの努力を背負っていくんだなって、友達として誇らしかった。
拳と拳をコンと突き合わせて、笑い合った。
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白林檎(プロフ) - ﾂﾅﾏﾖさん» こちらこそ、最後までお読みいただきありがとうございました！無事完走できました！ (2022年7月30日 9時) (
レス) id: c971cdea3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾂﾅﾏﾖ(プロフ) - 完結おめでとうございます！素敵なお話を本当にありがとうございました！ (2022年7月30日 7時) (レス) id: 733eb035f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白林檎 | 作成日時：2022年5月14日 17時
