君の心臓が生まれ変わっても3 ページ27
辰哉side
扉の向こうから出てきたのは、照。
辰哉「照！」
俺と康二を見て、照の顔がフワッと緩む。
照「成功したよ。」
その一言で、すごく報われた気がした。
康二は安心したのか、ペタリとそこに座り込んでしまった。
俺もしゃがんで、その震える背中をさすってやる。
照「数日はICUで様子見るよ。会いにいく？なかには入れないけど。」
辰哉「行くよ、もちろん。」
康二がしゃくり上げて泣くから、こっちまで泣きそうになるよ。
照「康二が落ち着いたら行こう。もう一回来るから。」
照はそう言うと、康二の頭を優しく撫でて
照「蓮頑張ったよ。康二も、よく頑張ったな。」
なんて言って去っていくんだもん。
ちょっと悔しいけど、かっこよかったなんて。
康二はもっと涙腺緩んで泣いちゃって、落ち着くまで結構時間かかったんだから。
・
・
康二「うぅ…もう、大丈夫…。早く蓮とこ行こ。」
辰哉「康二がずぅーっと泣いてるからぁ、待ってたのよ。」
康二「…るさいぃ…。」
そう言って立ち上がったのと同時に、照もやってきて、ナイスタイミング。
俺たちは、年が明けた深夜、薄暗い病院の廊下を歩いた。
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白林檎(プロフ) - ﾂﾅﾏﾖさん» こちらこそ、最後までお読みいただきありがとうございました！無事完走できました！ (2022年7月30日 9時) (
レス) id: c971cdea3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾂﾅﾏﾖ(プロフ) - 完結おめでとうございます！素敵なお話を本当にありがとうございました！ (2022年7月30日 7時) (レス) id: 733eb035f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白林檎 | 作成日時：2022年5月14日 17時
