むらさきくんとしろくん (ページ14)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:59,013 hit

: 一生俺の隣ページ14

(fk)

前日に〝明日ふっかの家行くの楽しみ！〟なんてウキウキなメッセージが届いたと思えば今朝真っ赤な顔のラウが玄関に立っていたからびっくりした。
〝なんかだるいと思ったけど…〟って言ってる彼は顔は目はとろんとしていて

「ここまでよく来れたな…」

思わずそんな言葉を呟いてしまった

最近忙しくて中々2人の時間は取れなかった。だから申し訳ないと思ったのだろうか、

「なんでメールくれないのよ」
「久しぶりのおうちデートだし…」
「ああ…そっか…」

可愛すぎる。
大きな瞳がうるうるとなっていて更に可愛さが増している。

ぽかんと口を開けて寝るラウの頬を撫でると
〝ふっかあ…〟なんて可愛い寝言を発した。

「はー可愛い…」

とりあえず熱が出たとなるとグループメッセージに送らなければ、と思い【ラウが熱出したので俺の家で看病してる】とだけ入れた

俺の恋人でもあるけど、俺らの可愛い弟でもあるラウが熱を出したとなると大騒ぎになる事は目に見えていた

数分後ピコンピコンと鳴りまくるスマホ

岩【ふっかだけで大丈夫？なんか買ってく？】
宮【ご飯作りにいけるよ】
目【ふっかさん襲わないでね】

「1人おかしいだろ、おい目黒」

確かにポヤポヤしてるラウールが可愛すぎて理性を抑えているところではあるが。

【悪いけど、照とだてさん飯作りに来て】

そう送ると静かになって1時間後には2人が来た

岩「お疲れー」
「ありがとなー、ラウさ、今日フラフラのまま俺んち来たんだよ」

そう言うと照はふにゃっと笑って〝何それ可愛すぎ〟と呟いた

宮「大事に至らなくてよかったよ、とりあえず食べれそうなご飯作るね」
「まじすいやせん、俺料理できなくて」

こういう時のために納豆ご飯以外のレパートリーを増やすべきだと心に誓った

暫くだってリビングのドアが開いたと思ったら
眠そうに目を擦るラウ

「いわもぉくん…？」
岩「お、ラウ起きた？体調は？」
「みんなの声聞こえて…元気になったあ…」

宮「ふふ、可愛い」
「珍しいな、だてさん」
宮「ラウは日々可愛いからね」

岩「お前の彼女がラウとか許せねえ」
「そろそろお許しくださいよお父さん～～」

可愛いからね、そりゃ許せないだろうけどさ

「みんな大好きだよ、俺。へへ。」

そう言ったラウはソファに倒れ込んで寝息を立て始めた

「可愛い～～無理～」
岩「まじ許せねえ」
「ふはは、ざまあ」

こいつは一生俺の隣だから