むらさきくんとしろくん (ページ12)

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: せんせーがすきページ12

学パロ
(ru)

深澤先生はなんだか怠そうで、みんなに人気で
やさしくて、かっこいい

「失礼しますー、先生プリント持ってきましたー」

授業終わりに全員分のプリントを集めて社会科室に入るとテーブルの上にふわりと揺れる髪の毛

「寝てるの？」

先生が堂々と寝ちゃダメでしょ。とは思うけど
こういうところも好きで、可愛いなって思っちゃう。
ちょっと傷んだ髪の毛を少し撫でるともぞもぞと動いて目を開けた

「…ラウールか」
「プリント持ってきました」
「ふぁぁ…ありがとお…」

女子生徒の中では「深澤先生ってリアコだよね」とか言われてるけど確かにそうかもなあ
男の俺でもそう思うし、というかまんまと好きになってしまったのは俺だし

「せんせー、なんか顔に」
「お？なに？」
「糸みたいなのが、…とったげる」

そう言って頬に手を伸ばすと反射的に目を瞑った先生の頬へ取るフリをしながら口付けをした

「…取れた」

目を開けた先生と目が合えば沈黙が流れる

「…大丈夫だよ、先生に迷惑かけないから」
「迷惑って？」
「ほら、今のバラすとかそういうのしないから」
「そっか」

クスっと笑った先生は俺の手を握った
座っているからか見上げると上目遣いになっていて、
ちょっと困る

「先生可愛いね」

誰にでも言ってるわけじゃないよ
チャラいとか思わないでね
俺人見知りだし、女の子苦手だし。

「それ褒めてる？」
「褒めてる」
「ふうん、ラウールはかっこいいよ」

こんなところ、見つかっちゃったら先生はどうなるんだろう、クビになる？俺からしてるから言い訳できるかな。
でもね、俺は自分勝手だから、繋がれた手を解いて
先生の頬を手で包み込む

「せんせ、これ、ないしょだよ」

優しい目をした先生に唇を重ねる

「んっ…」

ゆっくりと先生の唇を味わうように、
たまに唇を甘噛みしてみるとその度に先生の声が漏れる

「らう、るっ、」
「せんせ、、ッ」

舌を絡ませて深くしていくと学校で聞く事のない先生の甘い声が部屋中に、響いた
腰を支えて一瞬立たせてから皮張りのソファに押し倒す。首筋に唇を当てようとした寸前でどうにか理性を抑えた

「ごめん、俺先生が好き、卒業したらまた告白しにくるから」

ほんの少しシワになったシャツを直してあげて
起き上がらせる

「拒まなかったって事は、そういう事？」
「ふは、今は言えねえよ」
「だよね」

卒業したら、迎えにきていいですか？