これが（す）です。 (ページ11)

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fk×kj ページ11

: 君の為にカーテンは閉める

(fk)

お互いにオフ

『ふっかさあん、ふっかさあん』

「おー、なんだ」

『そろそろゲーム終わりにしてやー』

「んー、待ってもうちょい」

さっきから康二は構え構えと言い続けているが
俺の無人島が良い感じだから中々止められない

『もー、ふっかさん～』

突然重みを感じる背中

ぎゅうっとお腹まで手を回してぴったりとくっつく康二

可愛い

顔をすりすりと背中に擦り付けたり、

首にキスしてきたり、やりたい放題

可愛いよ、めっちゃ可愛い

すると耳元で〝構ってやー〟と呟かれ
同時にぱくりと耳たぶを食われた

「うわ！！なんだよ！」

びっくりして思わずゲームが手元から滑り落ちた

『ラウが構ってほしい時は耳を食べると良いよって言っててん～』

「何言ってんだよラウ」

なかなか独特なアドバイス過ぎないか？息子よ

しょうがない、そろそろ構ってやろう

そう思ってゲームをセーブして康二の方を向く

「こっちおいで」

膝の上をトントンと叩くと〝ほんま？！〟なんて嬉しそうに笑った

ちょこんと俺の方を向いて座った康二が可愛すぎて
どうにかなりそう

「かあいいねえ、康二」

『可愛ないし！やめてやあ、』

ぷくっと頬を膨らませて拗ねた顔をしているが
それも可愛い、いや全部可愛い

後頭部を手で押さえてぐいっと自分の方に寄せると

顔の距離数センチ

頬を赤く染めて目をパチパチさせる康二にキスをすると康二の手は俺の首に回った

『もー、かっこよすぎやん…』

「ええ？そりゃそうだろ、俺はかっこいいんだよ」

『言わなきゃかっこよかったわ』

「うるせえよ！」

目を見合わせて思わずお互いに吹き出す

ああ、なんか心地良いな

「足りねえんだけど」

『え？』

「足りない」

『何が？えっ、ちょ…ん』

ぽかんとする康二の唇に口付けて
徐々に深くしていくと可愛い声が漏れた

頑張ってついて来ようとする康二が可愛い
何回しても慣れてなくて、俺だけ知ってるこの可愛さ

「っ、ふはは可愛い」

『もう！長いわあ…』

甘えん坊なお前を世話できるのは俺だけだ

「する？」

『…言わんといてよ』

恥ずかしがり屋で寂しがり屋

俺の事が大好きで構ってちゃん

「康二、好きだよ」

『んふ、大好きやで』

恥ずかしがり屋の康二の為に、

カーテンだけは閉めてあげるよ