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いつもなら変わった答えが返ってくるのにお酒が入ってる所為か真面目に答えるヌナ。質問したジョンウも納得していて「そんな人が現れるといいね」と声をかけた。
『あ、あとね！ピンポイントでいくと声の低いがいい』
TL「俺ダメじゃないかー」
『えーい、テイルさんの声魅力的だよ』
TL「なんか今日のA素直だから怖い。俺明日お召されるのかな？」
JN「Aはお酒が入ってるときに限って真面目になるんだもんね〜」
『合コンではモテないタイプだね私』
YT「可愛い子がモテるもんな」
『そうそう。なんか腹立つけどそうそう』
合コンとやらには行ってはダメだけどヌナは可愛いよと言ってやりたい。
ヌナの話で全員満足したのかそれ以上深掘りすることはなかった。
夜も更けてきてお酒の弱い組がそろそろ限界というところで今回の飲み会兼、ヌナのお誕生日パーティーはお開きとなった。
頬が赤く染まっているテヨンイヒョンを連れたジャニヒョンとドヨンイヒョンは5階の部屋へと帰り、テイルヒョンは赤ちゃんになったユタヒョンと一緒に部屋へ戻った。俺はマクとジョンウを部屋へ誘導し、そのままベッドで夢の中へと落ちていった。
リビングに残るはこの人だけ。
『みんな寝た〜？』
「今日はたくさん呑んだね」
テーブルに伏していた顔を覗かせた。アルコールを含んだおかげかテヨンイヒョン同様頬がほんのり赤い。
『私もそろそろ戻らないと〜〜』
酔うと口調がゆっくりになり可愛くなるこの人。椅子から立ち上がろうとするがどうやら力が入らないらしい。
『おーっとっと…フラフラするね〜』
「まったく…病み上がりにしては飲んだね」
『すみませーん』
「ほら行くよ」
『は〜い』
「それとも連れてってあげようか？」
『う、ん"うう〜〜っ』
縦に返事しかけたのに首を横にブンブンと振るヌナ。
「素直じゃないね」
『わっ！』
本当はこうして欲しかったくせに。
躊躇うヌナを横向きにして抱き上げた。
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作者名：ぴとと | 作成日時：2021年6月5日 18時
