舞台裏と操り人形 〜第３幕 追憶編〜

第７８話 ページ10

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Aは、赤髪の少年に問うた。


「あの、ここは…？」

「ここは俺達の家だ。」

「…達？」

「全員良い奴だ。気にしなくて良い」


そう言って赤髪の少年は門を開いた。

ギイィ…と音がして、門が開く。

中に入ると、大きな庭があった。

そのままてくてくと歩いて行くと、さっきのお屋敷が見えてきた。

お屋敷の扉を開けると、エントランスホールがあった。


「すごい…」


すごすぎて、Aはおもわず言葉を漏らした。

赤髪の少年は、ベルを取り出すとリン、と鳴らした。

すると、ダダダダ…と大勢の人が走ってくる音がした。


金髪…というより黄髪の人。
緑髪の人。
青髪の人。
紫髪の人。
桃髪の人。
水色髪の人。


そして ＿＿



「…優…羽……？」



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