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第75話 ページ3
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優羽が石を持ち帰ったその日の夜のことだった。
Aが眠っていると、優羽の部屋の方から紫色の光が差し込んだ。
Aはあまりに光がまぶしくて寝られなかったので、優羽の部屋へ行って注意しに行こうとした。
優羽の部屋の扉を開け、そこに優羽がいると思った。
そうだろうと、少しの疑いすらも持たなかった。
でも ______
優羽は部屋の中には居なかった
あるのは机の上の開かれたままの日記帳と、窓辺に置かれた妖しく光るダイアモンドだけだった。
「……優羽?」
Aは小さく彼女の名を呼んだ
Aに返ってきたのは無慈悲なる静寂だけだった
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作者名:威風堂々 | 作成日時:2016年7月18日 17時