オムライスの色 ページ7
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『お、お父さん…?1口食べる度に私の顔みてるけど……どうしたの?』
「どうしたはこっちのセリフだ!!!!お前一体、どうやってこんな美味しいオムライス作ったんだよ!!!??」
『え、え?いや、普通に……』
「んなわけねぇ!!!!!!」
えなんでそんなに否定するの小五郎さん…
「…お前が作ったオムライスは紫だったんだぞ」とボソッと呟いた。
んんん紫って何。逆にどうしてそうなったの。一体卵に何を入れたの。
「しかもご飯に薬入ってたしよ……」んんんんん薬って何ーーー。どうしてそんなもの入れたの。
…だが、その一言でわかった。小五郎さんが驚いている理由。
『毛利A』は料理が下手なんだね。(いや、下手ってレベルじゃないか。)
あはは、だからこんなに驚いているわけね。料理がダメダメだったはずなのに、こんなに上手になってて。
そりゃあ中身が変わったからねぇ………言わないけど。
「……あぁ、買ってきたのか」
『いや作りました。私が』
「嘘だ!!!!!!!!!!!」
『そんな大声で否定しないでー……』
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夕方。
蘭ちゃんとコナンくんが帰ってきた。
「ただいまー」
『おかえり お姉ちゃん、コナンくん』
「蘭!!!コナン!!!大変だ!!!!!事件だ!!!!!」
「えっ?」
事件…?依頼されたのかな。いやでも誰も来なかったし、電話もなかったと思うけど…
小五郎さんはさっきとは真逆、蘭ちゃんとコナンくんの二人にしか聞こえないように何かを話す。え、なになに。気になる。そんなヤバい事件なの?
「「えええーーー!!!??」」さっきの小五郎さんと同じ反応をする二人……ん?なんでこっち見るの??
「Aが………料理を……!!!??」
「そ、そんなわけない…!!カップラーメンも作れなかったAお姉ちゃんだよ!!??」
…ああそっちか。私の料理の腕のことか。事件だなんて大袈裟な。
……待って、コナンくん今なんて?カップラーメンも作れなかったの、『私』?
は、はは………事件だね、これは。
「こ、この目で確認しなきゃ…!!!A、夕飯一緒に作るよ!!!」
『う、うん…』
「ボク後ろでみてる!!!!」
「なら俺もそうする!!!!」
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「お、おお、おおお……美味しい、!!??」
「あ、あ、ありえない…まさか、こんなことが起きるなんて…!!!!」
「お前、本当に何があったんだよ!!!??」
『あ、あははは…』
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ゆず - ギャグマンガ日和知ってるんですね!!!びっくりしましたww (2020年9月28日 20時) (レス) id: 072bc2e07e (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 伊月さん» 伊月様ありがとうございます(´˘`*)気に入って頂けたら嬉しいです〜(´ ˘ `) (2020年4月14日 22時) (レス) id: d845780461 (このIDを非表示/違反報告)
伊月 - 作者さんの名前カッコいいなぁ~と思って読んでみることにしました!面白いです! (2020年4月13日 20時) (レス) id: 34a45304c1 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - ミキさん» ありがとうございます〜(´▽`)気まぐれ更新ですが、頑張ります〜 (2019年7月9日 20時) (レス) id: 6a90747ca0 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - とても面白く、このお話大好きです!これからも、頑張ってください(^^)v (2019年7月9日 20時) (レス) id: 4ee4ae0d34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼月 | 作成日時:2019年6月21日 22時