蘭の妹【DC】

妹 ページ38

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｢…おい、どこに工藤新一がいるんだよ。オメーだろ工藤新一は｣

キッドは呆れた表情でコナンにそう言った。


｢だーかーらー、オレに化けてくれって言ってんだよ。飛行船に着くまででいいから｣
｢ったく………またオメーに化けんのかよ…｣
｢え？｣
｢あ、い、いや……手を貸すのはいいが、オレの仕事の邪魔すんじゃねえぜ？｣
｢そいつは保証できねぇけど…｣


なるべく努力するよ！コナンは満面の笑みを浮かべてそう言った。
そんなコナンを、キッドは疑いの目でみた。



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｢そういえばよー……オメーの彼女、妹いたんだな。…Aちゃん、だっけ？｣
｢ん？あぁ。あれ、知らなかったのか？｣
｢あぁ。今日初めて見た｣



コナンは、今までにキッドが現れた日のことを思い出す。


そういえばA……キッドが現れる日に限って、
風邪ひいたり、テストや検定の勉強してたり、疲れて寝てたりしてたっけな…

だから別に、キッドが嫌いだから見に行かないというわけではないと思う。
それに、｢1度だけでもいいから、生で見てみたいなぁ｣と、この前呟いてた気がする。



｢いやぁ〜…Aちゃん、結構可愛い子だな｣
｢手は出さねぇ方がいいぞ。蘭の空手技が飛んでくるぞ｣

コナンがそう言えば、キッドは薄笑いを浮かべた。






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その頃、飛行船では…

船内に爆弾を二つ仕掛け直した部下達がラウンジに戻って来た。

男は｢よし｣と頷いて、携帯無線機を使って｢キャットE、そろそろ準備にかかれ｣と言った。

[了解]部下が返答すると、男はかばんからパソコンを取り出した。


｢何だ…？何をするつもりだ？｣

中森警部がそう聞くと、男は不敵な笑みを浮かべた。





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なんかいつの間にかお気に入り登録者が増えてますね…皆さんありがとうございます。
そろそろ続編行きそうです。

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