蘭の妹【DC】

メール ページ4

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ら、蘭ちゃんと姉妹……？まさか、本当にトリップ……？
いや、絶ッ対違う。これは夢だ。そうだ、夢だ。悪夢なんだ。


｢………、｣



ぐいーっと思いっきり自分の頬を引っ張る。
いいい痛い痛い痛い。夢なのに痛みを感じるよ。


鏡の前に立つ。ほらもう、赤くなってる。

ん？………あれ、自分こんな可愛い顔してたっけ？こんなにおめめパッチリしてなかったような……なんか綺麗な瞳してるし。お肌白いし綺麗。触り心地が良い。
…にこっ。おお、笑顔可愛い。すげぇ。微笑み…うん可愛い。むすっ。これも良いなぁ。


…て、何やってんだ私は…。本当におかしい奴だ。誰もいなくてよかった。ほっ。



さて、寝るか。そしたら夢からさめるだろう。
そう決めて、ごろんとベットに寝転がった時。
ピロン、という着信音が部屋に響いた。

携帯…あれ機種変わった？おかしいな、この機種にした覚えないぞ？これ私の携帯？？
…まあ、とりあえずメールを確認…




[おっハロー！ボクはハクト！白い兎って書いて白兎！キミをこの『名探偵コナン』の世界にトリップさせた張本人サ。

『名探偵コナン』の世界は、知識の少ないキミでもわかってるよね？毎日君のそばに事件ありな世界だよ！
ま、死なないように頑張ってチョ☆

PS.鏡の前で何してんの(笑) ]






……。

………は、


『はぁあああああ！！？？』


なんだこのメール！すごく腹立つんですけど！？てかやっぱり私トリップしたのかよ！！何が、｢頑張ってチョ☆｣だよざけんな！！はやく元の世界に帰らせろよバーロー！！！！

思わず携帯をベットに叩きつけるように投げた。

………いやちょっと待て。
再びメールを確認する。















…………最後の。……えっえ？
え、え、み、みられて……………う、



『うあああああああああぁぁぁ……』



穴があったら入りたい。心の中でそう叫んだ。










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