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宝石 ページ18

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「次郎吉おじ様がスカイデッキに案内してくれるって!」
「ビックジュエルが見られるわよ!」



…ということで、今私達はそのスカイデッキにいる。

エレベーターから降りた時は、どの部屋よりも明るく感じた。天井が窓になっていたからだ。
「明るーい!」「空が見えますよー!」子ども達は感動していた。


「あっ!お宝だ!」

元太くんがいち早く気づいて駆け出す。その後に、歩美ちゃんと光彦くんも。


「ここが鈴木相談役ご自慢の、」
「スカイデッキじゃ。屋根は一部開閉式でな。日光浴をするも良し、星を眺めるのも良し。楽しみ方は色々じゃが、
今回は彼奴(きゃつ)を捕まえるために、ちょっとした仕掛けを施しておる」



デッキの先にある円台に上がった元太くん達は、お宝を見ようとするが、見張りの刑事さん達がそれを許さない。


「お宝みせろよー!」
「子どもが見るもんじゃない」
「いいじゃないですかー!」
「ダメだ!」



…あれ?あの刑事、見た時あるよ。
紺青の拳、最後の最後で登場してた人だよね。
名前は確か、…


「中森警部!」

小五郎さんがその刑事さんの名前を呼んだ。


「ああ、毛利さん。あんたも……って、おい!」

次郎吉さんは中森警部の横を通り抜けて、円台に上がった。


「紹介しよう。あれが今日、彼奴(きゃつ)をおびき寄せるラピスラズリ…ビックジュエル『天空の貴婦人(レディー・スカイ)』じゃ」


円台の上のガラスケースの中には、マネキンの手が設置されていて、その手の薬指に、ラピスラズリの指輪がはめられていた。

近くにいき、天空の貴婦人(レディー・スカイ)を見る。
ほ、本物の宝石…!綺麗。めっちゃキラキラしてる。



「きれーい!」
「この青い色が何とも言えないわね」
「金色の粒々が光っていますよ!」
「お星様みたい!」
「その金色の粒のうちで、一番大きなもの……何かに似ておらんか?」
『一番、大きい粒…?』


どれだ……えーっと、この粒かな。
その粒をよーく見てみる。……あ、これ…ただの粒じゃない。



『女性の横顔…』
「あ、ホントだ!」
「その通り!それが天空の貴婦人(レディー・スカイ)という名の由来じゃ!古代ローマの博物学者プラニウスは、この石を『星のきらめく天空の破片』と表現した。まさに、このスカイデッキに飾るふさわしいお宝じゃ」


へえ……
次郎吉のその説明を聞いて、再びまじまじと宝石をみる。



…、なんか…どこかで見た時あるような……

仕掛け→←私空気



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ゆず - ギャグマンガ日和知ってるんですね!!!びっくりしましたww (2020年9月28日 20時) (レス) id: 072bc2e07e (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 伊月さん» 伊月様ありがとうございます(´˘`*)気に入って頂けたら嬉しいです〜(´ ˘ `) (2020年4月14日 22時) (レス) id: d845780461 (このIDを非表示/違反報告)
伊月 - 作者さんの名前カッコいいなぁ~と思って読んでみることにしました!面白いです! (2020年4月13日 20時) (レス) id: 34a45304c1 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - ミキさん» ありがとうございます〜(´▽`)気まぐれ更新ですが、頑張ります〜 (2019年7月9日 20時) (レス) id: 6a90747ca0 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - とても面白く、このお話大好きです!これからも、頑張ってください(^^)v (2019年7月9日 20時) (レス) id: 4ee4ae0d34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼月 | 作成日時:2019年6月21日 22時

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