私小児科医なんですけど。 Ryohei.A

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Aside





「頑張ったじゃん、」



帰宅直後、私に突進してきた亮平は、現在私の腕の中でグズグズ。



阿「ちゃんと寝てるのに･･･なんで元気にならないのっ･･･」


「今日はゆっくり休もうね、」


阿「今日うどん食べたいっ、！」


「またぁ？いいけどさぁ･･･」



私がキッチンに向かうと、やはりつらいのか、ソファにぐったりと寝転ぶ亮平。


少し咳き込んでいて、若干頬が赤いようにも見える。




「亮平起きて？うどん食べれそう？」


阿「んんっ････たべる、」



ゆっくり体を起こしてやり、少なめによそったうどんを渡す。



阿「････あーんして、くれないの･･･？」


「････え。」



でも、そんなうるうるした目で見られると断れず、一口大にカットし、亮平の口に運ぶ。



阿「んっ、、おいし･･･」


「よかった、」



少なめではあったものの、完食してくれた亮平。

食欲があるなら大丈夫かな。



「亮平ベッド行こ？」


阿「俺まだシャワー浴びてないっ･･･」


「浴びてくる？しんどかったら明日の朝でもいいよ。」


阿「･････、」



汗かいてるならもっと風邪引いちゃうけど、なんかもうすでに遅し、みたいな感じだし。



阿「俺汗臭いよ、？」


「ベッドね了解。」



明日の朝でもいい？って意味だろうから、亮平をそっと支え寝室へ向かう。


このからだの細さじゃ、私でも持ち上げられそうだ。




阿「ありがと････」


「ん、おやすみ」


阿「ここいてね、、？」


「はいはい、」



眠りについた亮平に体温計を滑り込ませると、37.6℃という表示が。



微熱なら点滴ほどでもないしいいか。


明日もお仕事だよね。



と、ここで自分の分のうどんを放置していることに気付く。


「ごめん、ちょっと夕飯食べてくるね」



そっと亮平の頭を撫で、寝室を出た。

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