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『迷惑かけるかもしれないのに？』
目黒「迷惑なんて思わない。絶対ない。むしろ喜ぶ。前にも言ったけど、俺はアイドルじゃない、等身大のそのまんまの花那ちゃんのことが知りたいし、困った時は力になりたい。」
岩本「むしろ迷惑かけてみてよ。」
阿部「俺たちを信じて。」
『………、ありがとうございます。本当に、ありがとうございます。』
荒牧「それで、二度とそんなお人形さんだなんて言わせないようにしよう。にしても本当にムカつくなそう呼んでたやつ。」
『でもそれも、流司くんのおかげで、そこもちょっと前向きになれてるんです。』
荒牧「流司？なんかあった？」
『あの、撮影の最後の方で、女版瑞樹くんだ！って言われたじゃないですか。流司くんには全くそんな意図ないのは分かってるんですけど、あれすごく嬉しくて。』
梅津「ん？あれが？」
『さっき電話した時も、瑞樹くんに似てるよねって。瑞樹くんって私の憧れとか色々が詰まってるんですよ。勿論、顔がいいのはそれはそうなんですけど、瑞樹くんってなにより中身の魅力が底知れないといいますか。』
梅津「うん、すっごい褒めるね？」
『それでその、そんな瑞樹くんに似てるって言って貰えるなんて、私も空っぽじゃないかもって。』
梅津「流司のおかげで僕がめちゃくちゃ持ち上げられてて、気恥しいところはあるんだけど、うん、花那は空っぽなんかじゃないでしょ。花那に魅力があるから、こうして人が集まるんだよ。」
『ふふっ 瑞樹くん目指して頑張ります。』
荒牧「本当、梅ちゃんに懐いたよね〜。」
『まっきーさんも、まーしーさんも、拡樹さんも大好きで憧れですよ。流司くんたちも、今日初めましてでしたけど、素敵な人たちだなって。』
荒牧「え、そうじゃん。流司初めましてじゃん。凄い距離縮まったよね？呼び方は流司くんにしたの？」
『なんか、気づいたらこんな感じになれてました。呼び方は、「瑞樹くんのこと瑞樹くんって呼んでるのに、俺が佐藤さんなのおかしくない？」って言われて、確かにってことで、紆余曲折を経て流司くんに落ち着きました。』
梅津「確かに。」
目黒「ねえ花那ちゃん。」
『？はい。』
目黒「俺の呼び方も何時になったら変えてくれるの？」
岩本「あ、俺も！ずっと岩本さんじゃん。」
『えぇ…、いや、変えにくいですよやっぱり。』
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作者名：瑠奈 | 作成日時：2023年10月1日 1時
