あいどる×あいどる=秘密の関係？7 (ページ6)

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岩本「そんな自社のタレントの足を引っ張るようなこと…。」

『私、多分ずっとお人形だったんです。そう言われるのが1番嫌だったのに、お人形から抜け出したくて必死に歌もダンスも頑張ったのに、結局は会社に言われるがまま、良い子でいようとしてただけだったのかなって。』

目黒「お人形って何？あんまり良い意味じゃなさそうなんだけど。」

『亮平さんには、研修生の時からデビューしてからも、アンチが酷かったって話を前に少ししたと思うんですけど。その時に、お人形さんって言われてたんです。見た目が良いだけ、中身は空っぽのお人形さんだよねって。』

阿部「は？何それ。」

荒牧「失礼にも程があるでしょ。」

『でもソロツアーやフォトブックをセルフプロデュースさせて貰ったりとか、皆さんに出会って、本当に色んなお仕事させて貰うようになって。そうやって、ハロプロっていう村から少しずつはみ出ていく私を、自我を持つようになった私を気に入らない人だっているんですよね。』

岩本「だから締め付けが酷くなったってこと？」

『売り出したい人、推したい人がいるのに私ばかりって。それと、村の中でだけでいいって思ってる人もいるんだと思います。そういう色々な思いが交差した結果かなって。』

阿部「外に出ればメリットもあるけど、デメリットだって絶対ある。村の中っていうのは安全地帯ではあるというのも理解はできるけど、危険だとわかってても必死でその道を歩く人の邪魔をするなんて。」

『だから、もっと強くなります。振り回されないように、ちゃんと自分の足で立てるように。』

荒牧「花那のさ、ダメだなって思うところがひとつあって。」

『ダメなところ。』

荒牧「もっと人を頼りなさい。俺はアイドルじゃないし、グループに属してる訳でもないから、そういう部分で共感してあげる事は出来ないと思う。身内の中で弱い所を見せられないとかライバル関係があったりとかは分からない。でも花那は独りじゃない。現に、今ここに5人も集まってる。まーしー達だって居る。俺らのことは頼っていい。もっと甘えていいんだよ。」

阿部「そうだよ。俺たちみんな、花那ちゃんから頼られたら嬉しいよ。」

荒牧「今日、梅ちゃんには甘えられたじゃん。少しずつ、そういうの増やしてこうよ。」