・ ページ50
阿部 side
目黒にしか聞こえないように声をかけると顔色が変わる。
怪訝そうな表情をしながらも、行くと小さく返事をして、バタバタと支度を始めた。
岩本「阿部、俺車回してくるわ。駐車場のとこの乗り場分かるよな？」
阿部「うん。目黒連れて向かう。」
3人のメンツが珍しいって事もあるし、その割にお出かけって感じのテンションじゃない俺らを他のみんなは不思議そうに見てくるけど、適当に誤魔化す。
いつかは皆も俺や目黒みたいになるかもしれないけど、ならないかもしれない。
その時がきたら考えようって思ってはいるけど、積極的に広めるつもりも無いんだよな。
目黒「阿部ちゃんお待たせ、準備出来た。」
阿部「ん、じゃあ行こうか。照の車で移動するから、車の中で話するね。」
目黒「岩本くん？も？」
阿部「うん。じゃあみんなお疲れ様、先出るね。」
目黒「あ、俺も！お疲れさま！」
向井「おつかれーい！」
駐車場に行くともう照の車が待機してて、2人で乗り込んで、だいたいの住所を伝える。
この前は俺もパパさんの車で行ったから詳細な住所は知らなくて、でも駅とか道のりは分かるからそれでどうにかなる、と思う。
目黒「で、何があったの？俺結局まだ何も分かってないんだよね。」
阿部「いや、なんというか、俺も正直何があったのか詳細は知らないんだよね。」
目黒「ん？どういうこと？」
さっき照に話したのと同じように説明する。
まじで俺も全然知らないからそんな顔しないで。
目黒「なんも分かんないけど分かった。とりあえず、家にまで呼ばれて、パパさんと連絡取ってる阿部ちゃんずるい。」
阿部「え！？そこ！？」
目黒「なんで花那ちゃんが、俺も一緒でって言ってくれたのに断ったの？」
阿部「いやいや、目黒仕事だったんだって！」
岩本「1年以上俺らに隠してんのもずるいっていうか、まじで阿部って感じ。」
阿部「えー、だってなんか、そんな広める事でもないし？秘密の関係っていうの、なんかいいなって思うじゃん？」
岩本「まあそこは同意するけど。」
目黒「まあね。」
阿部「あ、照次の信号左曲がって。」
岩本「はいはい。」
話ながら車に揺られていると、あれだ。無事にたどり着いた。家の前ではパパさんが待っていてくれて、駐車場あけてくれていた。
続編移行致しました。
シリーズ7も引き続きよろしくお願い致します。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 317人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
恵蓮(プロフ) - 毎話楽しいお話ありがとうございます！これからも更新楽しみにしております (8月19日 23時) (
レス) @page42 id: 151ed770d1 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - あべちゃんとの関係が1番好きでほっこりしました☺これからも更新楽しみにしてます！ (6月3日 16時) (レス) @page6 id: e49244e76b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瑠奈 | 作成日時：2023年5月31日 16時
