ひらりと舞うはさくらいろ ページ41
目黒 side
5月の頭、歌舞伎期間ももう終わりに近づいている中で、今日は花那ちゃんが観に来てくれる日。
身体は結構しんどかったけど、客席に座る花那ちゃんがステージから見えて、それだけで嬉しかったし力になった。
無事に公演を終えて、大急ぎでシャワーを浴びる。
花那ちゃんが楽屋に来る前になんとしてでも汗を流しておきたい。
佐久間「あ！さきちゃーん！」
『お疲れ様です。失礼します。』
目黒「花那ちゃん！」
ラウール「はいストーップ。いくらシャワー浴びたからってそれはダメ。」
阿部「そうそう。俺らだけじゃないんだから、人の目があるからね。」
楽屋にやってきた花那ちゃんがかわいくてつい抱きしめようとしたら、ラウールに首もとを掴まれる。
阿部ちゃんに耳元で言われたこともたしかにそうだ。
『これ、みなさんで召し上がってください。』
ラウール「ありがとうございます！え〜なんだろう！」
『白桃ゼリーなんです。お口に合うといいんですけど…。』
渡辺「めっちゃ美味そう…！」
岩本「お、花那ちゃんいらっしゃい。」
『岩本さん、深澤さんもお疲れ様です！』
深澤「佐々木ちゃんいらっしゃい。来てくれてありがとうね。」
『皆さん本当にお疲れ様でした…！』
阿部「楽しんでもらえた？」
『はいとっても！オープニングからすごくて、ちょっと上手く言えないんですけど…！』
宮舘「ふふっ、楽しんで貰えたみたいで良かったよ。」
『宮舘さん、おそ松さんの時もアクションたくさんされてましたけど、殺陣の迫力がすごくて、圧倒されちゃいました。』
向井「あれっ、みんなおらんと思ったら佐々木ちゃんやん！誰か教えてよ！」
『向井さんお疲れ様です。お邪魔してます。』
向井「いつまでもいてくれてええんやで！」
『ふふふ、あ、佐久間さん！』
佐久間「にゃす！」
『佐久間さんの踊り、やっぱり綺麗ですね。今日もつい佐久間さんを目で追ってしまって。』
佐久間「ありがとう！さきちゃんいっつも俺の踊り褒めてくれて、嬉しくて。より頑張ろうって思えるんだ。いつかまた、一緒に踊りたいな。」
『私も、また佐久間さんに教えて頂きたいです。いつかまた、一緒に踊りたいです。』
花那ちゃんは端から端まで観ていてくれたみたいで、俺たち一人ひとりにあれが良かった、ここが凄かったって沢山話をしてくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 381人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ccs730(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！！どっちもオタクなのでとても楽しく読ませて頂いております！これからも気長に更新待ってます！！！ (2023年4月1日 19時) (
レス) id: 45e6ad97f4 (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈(プロフ) - 恵蓮さん» 恵蓮さまコメントありがとうございます。楽しんで頂けたようで嬉しいです！不定期な更新ですが、今後とも楽しんで頂けるように頑張りますね。どうぞよろしくお願いします！ (2022年12月14日 21時) (レス) id: 596bd3bacd (このIDを非表示/違反報告)
恵蓮(プロフ) - juiceのお話、全然なかったのでこんな長編シリーズ書いていただいててとても嬉しいです！素敵なお話であっという間に読んでしまいました…。これからのお話もたのしみにしております。 (2022年12月12日 0時) (レス) id: 6e95395771 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瑠奈 | 作成日時：2022年10月24日 14時
