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You side



目黒「んー、だって阿部ちゃんと花那ちゃんなんかありそうだし。」

阿部「なんかってなんだよ笑 まあ、なんていうか、めめの野生の勘?が働いたみたいだから、花那ちゃんもいつも通りでいいよ。今日は俺達もオフだから。完全プライベート。アイドルじゃなくていい。ここも喫茶店だけど、安心して大丈夫な店だから。」

『じゃあ、えっと、亮平さん…。』

阿部「はーい。」

目黒「え、まじ?そんな感じ?そこまでは俺知らないんだけど。」

阿部「というより俺と花那ちゃんの共通点気づいてないの?まじで野生の勘じゃん。」

目黒「………え?」

阿部「俺と花那ちゃん大学同じなの。まあ時期は被ってないけど。」

目黒「だから花那ちゃん頭いいんだ。」

阿部「用があって昔お世話になったゼミに顔出しに行った時に図書館に寄ってね。そこでたまたま会って、一緒にお勉強する仲です。」

『亮平さんには本当にお世話になってます。勉強だけじゃなくて、色々と。』

目黒「色々って何。」

スタッフ「お待たせ致しました。」


運ばれてきたのはコーヒー2つとココア。あ、またココア。


阿部「あ、ごめん勝手に頼んじゃった。」

『ココア好きです。気になってたんですけど、私亮平さんにココア好きって話しましたっけ…?』

阿部「えっ」

目黒「ん?」

阿部「うわ…、え、ごめん俺めっちゃキモいね。」

『いや、そうじゃなくて、なんでかなーって。』

阿部「あの、さ、ほら、花那ちゃん甘いもの好きじゃん?それで、一緒に勉強する時とかさ?お茶だったり紅茶だったり色々だけど、今忙しいんだろうなって時とか、今しんどいんだろうなとか、緊張してるのかなみたいな時ってココア率高いから…。」

『なるほど…。』

阿部「待ってやっぱり俺キモいね!?え、どうしようまじでごめん!」

『謝らないでください。私ですら気付いてなかったこと、気付いて貰えて嬉しかったです。』

阿部「本当に…?嫌じゃない?」

『はい。亮平さんもご存知の通り、私、アイドルでいられるようにっていつも必死で、だからそのココアを選ぶ癖?も、メンバーも誰も知らないと思うんです。でも、そういう溢れたところ、拾って貰えるのってこんなに嬉しいんだって今実感してます。』

阿部「そっか…、なら、良かったってことで…。」

目黒「ねえ。」

「『あ』」

目黒「ちょっと。俺だけ仲間はずれやめてくれる?」

・→←ひとさじの砂糖があるだけで



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作品ジャンル:タレント
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ccs730(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています!!どっちもオタクなのでとても楽しく読ませて頂いております!これからも気長に更新待ってます!!! (2023年4月1日 19時) (レス) id: 45e6ad97f4 (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈(プロフ) - 恵蓮さん» 恵蓮さまコメントありがとうございます。楽しんで頂けたようで嬉しいです!不定期な更新ですが、今後とも楽しんで頂けるように頑張りますね。どうぞよろしくお願いします! (2022年12月14日 21時) (レス) id: 596bd3bacd (このIDを非表示/違反報告)
恵蓮(プロフ) - juiceのお話、全然なかったのでこんな長編シリーズ書いていただいててとても嬉しいです!素敵なお話であっという間に読んでしまいました…。これからのお話もたのしみにしております。 (2022年12月12日 0時) (レス) id: 6e95395771 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠奈 | 作成日時:2022年10月24日 14時

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