ずっと、もっと。 (ページ14)

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うみと2人で出かけてから何日が経っただろうか

あれから、
あの日買ったピアスは案の定お気に入りになった

授業が終わりバイトまで暇だなとサークル室に赴く

「おつかれさまですー」

「A、おつー」

「うみ、なんで授業さぼったの」

「遅刻確定したからもうここきた(笑)
来たら久しぶりのメンツでまじ当たりだったわ」

へらへらと笑ううみの隣には

「Aさん、おつかれさまです」

「…元太くん、おつかれさま」

サークル室では珍しい元太くんが座っていた

「まじ元太久しぶりじゃね？何してたん」

「そんな久しぶりすかね？んーバイトとか？」

元太くんとうみが話すのを横目に入り口近くに座る

「Aさんも、お久しぶりです」

人懐っこい笑顔で元太くんがそう言った

久しぶり、なんて白々しい

数日前の私を見下ろす汗ばんだ顔を思い出しながら

「…久しぶり、珍しいね」

なんとなく、うみの方を見ることができずに
伏し目がちにそう言った