Elder Flower (ページ8)

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弱いものページ8

謎のご飯会から私たちはほぼ毎日食堂で一緒にご飯を食べるようになった。

それは別に誰かがそうしようって言ったわけじゃなくて私と椿が食堂でご飯を食べてると辰哉や康二、蓮くんが当たり前のように座ってくるだけ。

そしてこれも当たり前だが周りの女の子から殺されるんじゃないかというような目線。

そんな日々も2ヶ月ほど続いた頃、私は派手な女の子達に
呼び出されていた。

"ねぇ、Aさん。なんで貴方最近目黒君といつも一緒にいるの？"

"向井君や深澤君まで。なんなの？ちょっと可愛いからって調子乗ってんの？"

『いや、あの、別に私が望んでるわけじゃ、』

"なに。じゃああの3人が言い寄ってるだけだって言いたいわけ？どんだけ自分が偉いと思ってんのよ。"

『すいません、あの、ほんとに、』

"ふざけんな！！"
叩かれる、そう思った時。

" ねえ、弱いものいじめして楽しいの？"

『 …辰哉、』

そこには聞いたこともない低い声と見たこともない貼り付けた笑顔で女子達を牽制する辰哉の姿があった。