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シャワーをさっと浴びて、タオルを肩にかけてリビングに戻ると慣れた手つきで朝ごはんを作る彼方がいた。なんか新鮮だし面白い。


"ありがとう"と告げると気づいた彼方が優しくほほえんで座ってて〜といつも通り気の抜けた声で私に言う。


だけどやっぱり申し訳なくて手伝おうとキッチンに向かうと彼方は今度はすごい圧力で座ってろと言うのでびびった私は大人しくリビングに戻った。






『(あー、頭痛いかも)』






ぼーっとソファに腰掛けていると後ろからタオルをバサッと頭に被せられた。もちろん犯人は彼方で。

びっくりする訳でもなく、振り向くと体温計を持った彼方が仁王立ち。うん、普通に怖いよ。






「髪乾かしてあげるから熱計って。もし熱あるならすぐさまベット行き。分かった?」

『は、はい』






ベラベラと喋る彼方に圧倒されながらも、熱を測る。待ってこれで熱あったら私は仕事どうすればいいの。まふも保育園に行かせなきゃ行けないし。

黙々と考える私の髪をドライヤーで乾かしていた彼方は、カチッとドライヤーを止めて私の肩にそっと手を置いた。






「また、仕事とか保育園の事考えてるだろ」

『いや、だって、』

「熱まであるのに、それでぶっ倒れたらまふ泣くぞ」






まふ、ママ大好きっ子だし。そう付け加えて切っていたドライヤーのスイッチをまた入れ、優しい手つきで再開した。

やっぱりなんだかんだ弱っているのか、その手にすごく安心感を覚えて。







『ん、…………ありが、と』







確かに、彼方に向けてそう言って意識を手放した。









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「あ、もしもし一ノ瀬です」

「おー、一ノ瀬くんどないした〜?」

「A風邪引いたみたいで休ませます」

「あー、やっとかぁ」

「…………どういうことですか、」

「いや、Aちゃんには1回風邪かなんか引いてもらって働きすぎてること自覚させたろ思っててん」

「折原さん鬼ですね」

「で、一ノ瀬くんも休むんやろ?」

「あー、まぁ一応側に付いてようかなって思ってます」

「よし、それでこそパパやな!あ、Aちゃん弱ってるんやしまふゆくんおるんやから寝込み襲うとかあかんからな!分かったか!」

「っはあ?………折原さんって本当……………サヨナラ」

「え、なにどういうこ、」








「あーもうほんと、折原さん絶対許さねえ」









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ーー - いーーっつもにやにやしながら読んでますよー!がち勢です笑 応援してます(οωο) (7月13日 21時) (レス) id: d596e64661 (このIDを非表示/違反報告)
よるぎつね(プロフ) - コメ失礼します。いつも楽しく読ませていただいています。これからも再新頑張ってください。勝手な意見ですが、この作品のセンラさんの奥さん視点の物語を読んでみたいです。勝手な意見大変失礼しました。 (7月10日 18時) (レス) id: a6b0139be1 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - 本当に素敵な作品で夢中になって読んでしまいます。これからも更新頑張ってください!いてもたってもいられず、コメントさせていただきました。笑 (7月8日 19時) (レス) id: e1c7eee642 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ。(プロフ) - 大葉さん» こちらこそ、わざわざご指摘ありがとうございました…! (7月3日 7時) (レス) id: bd29820683 (このIDを非表示/違反報告)
大葉(プロフ) - まるこ。さん» マジですか、じゃあこっちのバグかもしれないです…すみませんお手数お掛けしました…! (7月3日 7時) (レス) id: cb43f523a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ま る コ | 作成日時:2018年6月21日 17時

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