＿＿ ページ4
らぁら「……えっ？」
ひびき「すみません。ごゆっくりどうぞ」
らぁら「いやちょっちょっと！」
ひびき「」ペコリ
らぁら「待ってくださいなんでですか！」
ひびき「なんでって恥ずかしいから。恥ずかしい」
らぁら「ええ？」
ひびき「だってそうでしょう。僕あなたに同じ話5回してるんでしょう？次話したら6回目だ。流石にそれは。それは流石に」
らぁら「大丈夫ですって」
ひびき「さすがにそれはー！！」
らぁら「急にテンション上げないでくださいよ」
ひびき「いや分かってる。分かってます。でも僕がその人に話をしているのを横ではあなたも聞くでしょ？」
らぁら「いやまあ、それはね……」
ひびき「それが耐えられない」
らぁら「はあ？」
ひびき「『うわこいつ六回目だぁ…………』
……思うでしょ」
らぁら「思いません」
ひびき「いや思いますって。言っときますけどね、人が人に話をしてるのを横で聞いてる人って結構冷静だからね。絶対思いますよ」
らぁら「いや、思いませんし、……別に思っても良くないですか？」
ひびき「良くない良くない。良くないんですよね、大体その状況だとこっちも100%の力では話せませんね」
らぁら「はあ？」
ひびき「出せても60%くらいになっちゃうかなあ」
らぁら「じゃあ60%でいいですから」
ひびき「それはダメ。一番ダメ」
ひびき「『うわこいつ六回目なのに、話の良さを60%しか引き出せていない…………！』
……思うでし「思いませんよそんな込み入ったこと」
ひびき「『六回かける60%で、360%じゃん…………！』……思うでしょ？」
らぁら「……」
らぁら「……、いやそれは本当に意味がわからないんですが」
らぁら「なんですか360%って。ねえねえどういう意味ですか360%………マスター！大丈夫ですかマスター！！」
ひびき「もう嫌だ……」
らぁら「顔上げてくださいマスター！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みみうり | 作成日時：2019年2月27日 11時
