6.本心 ページ6
Aside
「こんな感じでいいですか？」
PD「ばっちりです！ありがとうございます！」
PD「今日の撮影は以上です、お疲れ様でした」
「お疲れ様でした〜失礼します！」
マネージャーさんのあとに続いて会議室をでて、
用意されてた車に乗り込んだ。
今のコメント、わざとよそよそしくしたけどあれでよかったんだよね…
ファンの子は同い年の女の子と仲良い姿とか絶対見たくないだろうし。
汐恩も今は1人のアイドル。
きっと私が好きだった時とはきっと違うような人になってるんだろうな。
こうやって撮影終わっても汐恩のことばかり考えてて
今でも汐恩のことを好きなのかな、私。
流石に自分でもひく笑
だってもう4年も会ってないんだよ？
MGR(マネージャー)「Aちゃん！きいてる？」
「え、あ、ごめんなさい、聞いてないです…」
MGR「もう〜 買い物大丈夫？明日から1週間ぐらいスーパー空いてる時間に家帰れないと思うけど」
「あ、そっか。うーーーん。」
MGR「行かなくていい？」
「うん、いいや、ありがと！」
中学に上がった時から今のマネージャーさんにお世話になっている。
だから今年で7年目。
仕事がばりばりできて、少しせっかちなマネージャーさん笑
MGR「どーせ最近もたいしたもの食べてないんでしょ？」
「ご飯とお味噌汁あれば十分(笑)」
MGR「お味噌汁っていって具入れないんでしょ？ただの味噌とかしたお湯じゃん」
「ネギとかあったらいれるよ〜出汁とってるから美味しいし笑」
MGR「ほんとに体調崩さないでよね？米と味噌だけで生きてる女優なんか聞いたことない」
「まあロケ弁とかは食べてるし大丈夫大丈夫」
MGR「自炊してるのはえらいのにねぇ。心配だよ」
「上京してからずっとその生活だから安心して笑」
そう、私は外食とかは苦手なのに面倒くさがり屋で
自炊といってもお米を炊いて、お味噌汁を作ることしか基本しません笑
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作者名：のあ x他1人 | 作成日時：2020年2月9日 23時
