38.ルール ページ38
Aside
食器の片付けも終わって2人ともソファに移動した。
「ねぇルールだけ決めとこーよ」
汐恩「うん、いいよ」
汐恩「じゃあ俺が紙に書くわ」
「そんなに大袈裟じゃなくていいよぉ笑」
汐恩「かくの〜」
「じゃあ一つ目、お仕事を最優先すること」
汐恩「2つ目、家事は分担」
「３つ目、お互い頼ること」
汐恩「4つ目、うーーん、ありがとうとごめんなさいはちゃんと言うこと」
「なんか子供みたい笑」
汐恩「喧嘩したらA、基本謝らないからこのルール必要やん笑」
「だって私悪くないこと多いもん！」
汐恩「笑笑 すねんなや笑」
汐恩「じゃあ５つ目は？」
「うーーーーん、今は思いつかない」
汐恩「じゃあ５つ目は、大切な存在であることを忘れないこと」
「なにそれ〜笑」
汐恩「笑笑」
汐恩のちょっと汚い字でかかれた2人のルールはリビングのドアの裏に貼ることにした。
汐恩「明日午前中仕事無いんやっけ？」
「うん、あ、そうだ予定表共有しとこ、お仕事の」
汐恩「その方が楽やな」
スマホのアプリで仕事の有無も確認できるようにして同棲の準備万端です！！
汐恩「じゃあテレビでもみる？A普段見ないやろうけど」
「うん」
汐恩「なんかええのないかな〜」
チャンネルをコロコロ変えてる汐恩。
汐恩「あ、Aのドラマ今日やん」
「今日水曜日か！」
汐恩「みよーっと」
「やめてよ、恋愛ものだからほんとにいやっ！」
汐恩「まだ制服全然いけるなぁ」
「はやく普通の大人役やりたい」
汐恩「俺もドラマやりたいなぁ。」
ドラマもラスト10分ぐらいに差し掛かった時
台本の内容を思い出して焦った。
やばい、このあと突然のキスシーンだ、、、。
「ねぇ、汐恩、もうおしまいにしよ」
汐恩「最後ちょっとやん」
「だめーもう遅いから風呂入って寝て！」
汐恩「だめーー」
「あ〜、もう！」
両手で汐恩の顔を押さえてこっちをむかせた。
もうキスシーンの5秒前とかだったから。
汐恩「…」
2人で3秒ぐらい見つめあった。
汐恩の顔が少しずつ近づいてくる。
そしてお互いの息がわかるぐらいの距離でそっと目を閉じた。
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作者名：のあ x他1人 | 作成日時：2020年2月9日 23時
